第17話 吾輩は死刑宣告を受けた黒猫である 5
吾輩は 「理性を失った獣」 に成り下がりセレナの膝の上へダイブした。
「行くニャーン!」
飛び出したその瞬間、物が壊れる激しい轟音がセレナ邸に轟いた。
その音と同じタイミングでセレナ邸の玄関が破壊され、俺たちのいるリビングまでドアの破片が飛び散った。
「な、な!? 何事ニャンか?」
「偉くダイナミックな入場ね黒猫さん!」
いやいや、ダイナミックとか言ってる場合じゃないですよセレナさん。
こんなのテロですやん。
爆破テロ。
黒猫が死神の使者だと言われるだけのことはありますね。
こんなことをされてしまったら毎日が戦争になっちまうわ、バカ野郎め。
すると、装備を潤沢に構えた兵隊達がセレナ邸にゾロゾロと進軍を始めた。
その中で明らかに他の奴とは違う装備を身に纏い、いかつい槍使いが一人、吾輩たちの前に出た。
「魔獣を匿っていると密告があった! 貴様だな! 死神の使者!」
転生した猫である 〜名前はまだ無い〜 久方 @negimiso0930
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。転生した猫である 〜名前はまだ無い〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます