大正時代を典雅な筆致で描いた、妖しくも不可思議な物語。

女学生にして令嬢である塚本美津江が、一本の万年筆を拾ったことから始まる、妖しく不可思議な物語。
大正時代の帝都を濃密に描き出す、妖しくも美しい文体がすごく好みでした。
物の怪。言霊。陰陽師。そうしたものが好きな方に特におすすめです。

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