不登校予備軍

@kiko-u

第1話

鼻息荒く、学校から帰ってきたので、また何かあったのか?と頭に過った瞬間の帰って来た第一声が

「お母さん、明日学校行かないから!!」

「何があったの?」

「もう担任の先生に宣言してきたから!」

えーっ!!

「そ、それで担任の先生はなんて?」

「学校に来たくないと思う理由は何かな?」って聞かれたから、勉強が嫌な事と、友達関係が嫌って伝えて来た!

「凄いなぁ!理由をきっちり伝えてきた事もだけど、先生に宣言してくるなんて」

で、先生からの返事は?

先生も昔、しんどくなった時休んだ事あるし、それで充電出来るなら休んでもいいと思うよ。だけど、休んでもやっぱり友達関係の事や、勉強の事でモヤモヤして、しんどいと思ったら、きちんと対処しようね。って言われたよ!

じゃぁ、お母さんからの返事も先生と同じだよ!「明日の朝も同じく休みたいと思うなら休んだらいいんじゃないかな?」

こんな事になってるなら、絶対今日電話かかってくるパターンやん!!って思ってると電話のディスプレイ表示が〇〇小学校、、、

早速かかってきたのです。


「〇〇小学校の〇〇です。今、お時間よろしいでしょうか?」

「はい、明日学校休む宣言した事についてでしょうか?」

「そうです、一応休んでもいいとは、お伝えしましたが、明日気がかわる事もあると思うので普段とおり行かせるつもりで対応して下さい」

「わかりました、そのようにします」

というやりとりだけをして、電話を切りました。


息子には、「とりあえず明日の朝、もう一度話を聞かせてね。だけど、お母さん羨ましいなぁ。」

「なんで?」

「お母さん、休みたいとか考えた事あったかもしれないけど、口には出した事もないし、学校の先生にそんなに色々話した事もないし。クラスメイトが先生とあなたのように、悩み相談とか世間話とかしてる友達が羨ましかったから、まさか自分の子がそんな風になるなんて思ってもみなかったから、正直羨ましいよ。お母さんには出来なかった、勇気もなかったし。そこはあなたの良い所でもあると思うよ。それに、しんどさって、人によって度合いって違うと思うから、自分でコントロール出来るところも凄いなぁって、やっぱり思うよ」


お父さんにも、仕事から帰ってきたら一緒に話そう。

「お父さん、なんて言うかな?怒るかなぁ?」

「怒りはしないと思うけど、もし怒るような事があったら、お母さんが説得するから大丈夫だよ!」

とだけ伝えました。

晩ご飯食べた後で、お父さんに伝えたら最初笑ってました。

「宣言してきたのか?誰に似たんだろうなぁ?お父さんもそんな事先生に言えなかったしなぁ」


うちは、うちのペースで乗り切っていこうと思います。


不登校予備軍というか、片足突っ込んでるよね、、、


前向きに前向きに、ゆっくり進んでいこうと思います 笑


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