10章まで読了してのレビューです♪
物語は、剣士の青年がとある島に渡ったところから始まります。遅いくる謎の敵。主人公の秘めたる力。生き別れの兄の行方……。
めくるめくファンタジーの始まり……かと思いきや、実は、SF要素も入っているから新鮮です。どんなところがSFなのかは……読んでみてからのお楽しみ^^
魅力あふれるキャラクターたちの過去のお話なども交錯しつつ、物語は進んでいきます。キャラクターも多いので、推しキャラが見つかること間違いなしです♪
ちなみに、私の推しキャラは、エドル神殿で初登場するジオくん。冷静な天才っ子ですが、ある宿命を背負っています。彼のエピソードは、涙なしには語れません。
その他、奥手で優しい主人公のローダくんとヒロインのルシアさんとの恋愛模様も必見です♪読書のおともに、ぜひ(*´ω`*)
義理の兄の行方を捜す旅に出た先で、アドノスという悪い噂がたえない島にいるという情報を得た主人公のローダは、その島に渡る事に。そこで彼は、黒い剣士「マーダ」に乗っ取られていた兄と再会する。
マーダはアドノスを支配する絶対的な存在であり、民衆の敵であった。
敵として立ち塞がる兄と戦う事に苛立ちを感じながらも、主人公は仲間と共に、先の見えない戦いに身を投じてゆく。
この物語は、そんな主人公ローダの冒険譚です。
ありきたりな転生ものではなく、純粋なファンタジー。異世界転生もの、転移もの、ありふれた作風に左右されない、誰もが楽しめる作品だと思います。
特にバトル描写は作者さまの腕の見せ所といいますか、とにかくしっかり書かれていて想像しやすく、バトルものが好きな方には必見です!
目的もはっきりとしているので、そこに向かってどのように進んで行くのか、わかりやすい最終目標があるのは、読み手に取ってストレスになりにくいですし、見習い騎士がどう成長していくのかを見守るのも楽しいでしょう。
主人公の周りの仲間も魅力的。
やはりキャラクターが生きているのは作品の長所ですよね。
とにかくたくさん動く彼らの物語を、ぜひご堪能あれ~ ♪
長編をじっくり読みたい方におススメ!
もちろん、ファンタジー好きな方にも刺さる作品だと思います。
まずは冒頭の数話を読んでみてください。
結構すらすら読めちゃうので、ぜひお試しあれ!