第2話 超つまらない話

MissテリとYou勿れ・風


Missテリ

 「カラオケで話す事、ありますか?」

You

 「ない、ない、ない。折角友達と会っているんだよ、

  だったら、他に話すことがあるでしょう、ねぇ」

Missテリ

 「僕、友達いないんで」

You

 「いや、いや、いや。友達とか恋人が家に来るとか」

Missテリ

 「ありません」

You

 「ひえ~」

Missテリ

 「何か問題でも。快適に暮らせてます」

You

 「あ、そう」

Missテリ

 「そもそもそこで、話すのって可笑しくありませんか」

You

 「まぁ。そうだな。でも、友達、いないんでしょ、くくく」

Missテリ

 「だから聞いているんです」

You

 「寂しいね、くくく」

Missテリ

 「人、それぞれです」

You

 「まぁね」

Missテリ

 「只で聞かされる歌と、お金を払って聞く歌の違いって何ですか」

You

 「それは…、なんだ…、聞きたいかそうでないか、じゃない」

Missテリ

 「そうです。聞くか聞かないかは個人の勝手じゃないですか」

You

 「こいつ、面倒くせぇ~」

Missテリ

 「僕はそれに真摯に、誠実に、出来る限り答えようとしているだけ 

  です」

You

 「はい、はい」

Missテリ

 「はい、は、一度でいいです。英語ではサンキュー、サンキューと

  繰り返せば要りませんになります。日本人は丁寧過ぎて繰り返す 

  癖があるので気を付けないと」

You

 「えっ、そうなの」

Missテリ

 「そうなんです」

You

 「明日から気をつけよ」

Missテリ

 「あっ」

You

 「何か思い出したの?」

Missテリ

 「明日、超限・洗脳術廻旋の投稿日でした」

You

 「あっ、あれ、Missテリが書いていたの」

Missテリ

 「いいえ。僕は読み専です」

You

 「それ、面白いのか」

Missテリ

 「はい」

You

 「じゃ、俺も読んでみるかな」

Missテリ

 「でも、Youさんは直ぐに結論を求めるから、無理かな」

You

 「うっせいわ」

Missテリ

 「と、you流れで、僕、帰ります」

You

 「どんな、流れ。ホント、面倒くせぇ、勝手にしろ」

Missテリ

 「昨日、作った、カレー、生きているかなぁ、じゃ、帰ります」

You

 「あっ、帰る前に、飲み食いした分、ちゃんと、置いて帰れよ」

Missテリ

 「僕は呼ばれて来たんです。来たくて来たわけじゃないんです」

You

 「分かったよ、じゃ、俺の奢りだ」

Missテリ

 「有難うございます、じゃぁ、また」

You

 「または、ないよ」

Missテリ

 「寂しいじゃないですか」

You

 「面倒くせ~」




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破露出伊(パロディ)集-3 龍玄 @amuro117ryugen

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