とても綺麗な言葉で紡がれたお話です。穏やかな生活をしていた蝸牛が話し相手の蟻から「海」の存在を知りました。苦難を乗り越えて海を目指す蝸牛。その結末はこれまで読者の歩んだ人生によって感じ方が違うのでしょう。風刺の効いた物語で印象に残りました。あなたは蝸牛にどんな思いを抱くでしょうか、ぜひ読んでみてください。