第3話アイドルマカロン 前編

木々の間を通った風が、木の葉の音をたてて過ぎていく。運ばれてきた新緑の香りを肺いっぱいに吸い込んで、額の汗を拭った。


「今日はもう終わりにしよっか〜!」


日差しの下、太陽よりも明るい笑顔のポムが声を張る。

彼女がこちらに戻ってくる間に、籠やクワなどの荷物をまとめることにした。


ここはパイ家の畑だ。様々な作物が育てられているが、そのほとんどはポムがひとりで世話をしている。居候させてもらっている身として、何か役に立てないかと思ってこうして彼女を手伝っていた。


「お昼ご飯は何がいいかな」


家まで続く道をポムと並んで歩く。今ではすっかり歩き慣れたこの道も、ポムと初めてあった日にはとても心細かったことを思い出した。あの日から随分時間が経ったようで、あっという間だったような、時間感覚が曖昧になる。


家に帰れば、ポムの妹たちが出迎えてくれた。彼女たちを見るポムはいつでも幸福をたたえていて、私まで温かい気持ちになる。

初めてこの家に入った時のような寂寥感は、部屋の隅にだって見つけられなかった。


大きなダイニングテーブルをいっぱいに埋め尽くして、彼女たちと一緒に昼食をとる。しかし、たったひとつだけ空いている席があった。その席の主があまり家に帰ってこないことを私も知っている。ポムは空席を見て一瞬表情を曇らせるが、他の妹たちに声をかけられて笑顔を取り戻した。


昼食を終え、ソファに深く座って過ごす。そばにはポムの妹たち、シトロン・レモンパイが静かに読書をしていた。彼女は隣にいるミルティユ・ブルーベリーパイが話しかけてくる声に、活字から目をそらさず相槌をうっている。

声の主であるミルティユも、自身が読んでいる雑誌を食い入るように見つめており、嬉しそうに指をさしながらシトロンに話しかけていた。


家の中に満ちた穏やかな午後の空気は、玄関の扉が勢いよく開かれる音で終わりを告げる。そこから飛び込んできたのは、オレンジ色の髪をした活発な少女だった。彼女は小脇に抱えた紙束をぱらぱらとこぼしながらも、しっかりと胸元で手帳を握りしめて、元気よく声をあげた。


「モニカのスケジュール取れたんだ!今から来てくれるって!」


嬉しそうな声を上げる彼女は、ポムの妹シトルイユ・パンプキンパイ。ダイニングテーブルにある空席の持ち主であった。


「も、モニカちゃん…!?モニカちゃんってあのモニカ・マカロンちゃん…!?ど、どうしよう…!どうしようシトロ、モニカちゃんがお家にくるよ…!」


シトルイユの登場にびくりと肩を震わせていたミルティユは、慌てた様子で立ち上がっていた。彼女は先ほどまで読んでいた雑誌を抱きしめながら、隣に座っているシトロの肩を揺らしている。


「落ち着いて、ティユ。まずは今こぼした紅茶から片付けましょう」


ようやく読んでいた小説から顔を上げたシトロは、床に広がっていく紅茶を見ながら静かに言った。


「ルイ!しばらく帰ってこないと思ったらいきなり家にアイドルを呼ぶなんて!そういうのはもっと前もって言ってよ!」


ミトンを両手にはめたままのポムが、キッチンから駆けてくる。その表情は怒っているように見えるが、声色には隠しきれない喜びがにじんでいた。


「あ!そうだ!せっかく有名な人が来るんだから、特別なフルーツミックスパイを…」


ポムが名案を思いついた様子でキッチンに戻ろうとすると、ティユが慌てて彼女のスカートを引っ張る。


「だ、だめ……!」


なぜか怯えた様子でそう言うティユに、畳みかけるようにしてルイも口を開いた。


「あー!えっと、モニカはフルーツミックスパイがあんまり得意じゃないって言ってた!パイは好きだけどフルーツミックスパイはどうしてもダメらしい!」


ふたりの必死な様子に、ポムは足を止める。


「あれ?そうなんだ、残念だね……。でも、私の作るフルーツミックスパイなら好きになってくれるかも……」


そう言って思案するポムの言葉をかき消すように、陶器の割れる音が響く。


「ティユがカップまで割っちゃったみたいね」


ソファに座ったままのシトロが、なぜか離れた場所に散乱した破片を見ながら静かに呟いた。


「きゃ、きゃー!どうしよう…!わたしカップまで割っちゃったの……!?」


驚いて振り返ったティユは、悲鳴に似た声をあげた。状況を理解したルイは、一瞬だけシトロを見る。そしてどこか安心した様子で声を張る。


「これは……みんなで掃除したほうがいいな!うん!怪我したら危ないし!」


シトロとルイが口裏を合わせている間、ポムは慌ててティユに駆け寄る。


「わわ、ティユ大丈夫!?シトロも怪我してない!?そうだね、まずはお掃除しよう」


そう言って掃除道具を取りに行くポムの様子に、彼女の妹たちは安堵のため息をついたのだった。


ーーー


割れたカップを片付けて、ついでに部屋の掃除を終えた頃、玄関のベルが鳴る。


すぐにルイが駆けていき、扉を開けた。そこに立っていたのは、ピンク色のツインテールを揺らす可愛らしい少女であった。


「ぐっモニカ〜!にかにか笑顔のモニカ・マカロンです!パイ家のみなさんこんにちは!お邪魔しま〜す!」


元気な声と、目を奪われる手振りとともに少女が挨拶をする。


「ほっ……ほんものだ……っ!」


声にならない声で叫んだティユに、モニカは首を傾げて微笑みかける。

それを見たティユは顔を真っ赤にして今にも倒れそうな勢いだった。そうなる前に、隣のシトロが彼女を支えている。


「来てくれてありがとうモニカ!さっそく取材をはじめよう!ここに座って」


ルイは尾を振る犬のように彼女を歓迎し、家の中へと招き入れた。

リビングの奥にある、ガラスの天井が綺麗なサンルームにモニカを案内する。


「今度ライブをやるって聞いたんだ!そのことについていろいろ教えて欲しいんだけど」


ソファに腰掛けたモニカの前に飲み物が置かれるよりも早くルイはたずねる。

ポムが静かに紅茶を運んできて、モニカは彼女にお礼を言ってからルイの質問に答えはじめた。


「うん!みんながパティシエールちゃんのおかげで戻ってこられたでしょう?だからね、これからも一緒にがんばろう!ってエールを届けられるようなライブにしたいんだ!今までにないようなキラキラな仕掛けを考えてるよ!」


その言葉に、メモを取っていたルイはパッと顔を上げる。


「今までにないような!それはすごくいいね、とても話題性がある!」


好奇心できらめく瞳を向けられたモニカも楽しそうに言葉を返す。


「うんうん!あ、そうだ、これあげる!今度のライブのチケットだよ!ルイには宣伝もしてもらいたいんだけどね、なによりいつもお世話になってるから、絶対遊びに来て欲しいんだ!ライブの内容も記事にしてくれていいよ」


ルイの分と、こっちはパティシエールちゃんの分ね、と付け足しながら、モニカは二枚のチケットを手渡した。ルイはそれを受け取って顔をほころばせる。


「これは助かるよ、ありがとう!モニカのライブチケットは倍率が高いからいつも大変なんだ」


可愛らしい笑顔を崩さないモニカはルイの手をとって口を開く。


「人気なのはルイの記事のおかげだよ!いつも通りスワン劇場を借りる予定だから、絶対来てね!」


その後さらにルイがいくつか質問を投げかけ、楽しそうにモニカが答える。そうして取材は終わりを告げた。


「うん!たくさん聞かせてもらえてよかった、今日は来てくれてありがとう!必ず話題になる記事を書くよ!」


ルイはそう言ってモニカの手を取る。モニカはそのまま玄関まで案内され、扉から出る前にルイに振り返った。


「いつもありがとう!今回も素敵な記事を楽しみにしてる!ライブも見に来てね!」


いつの間にか傾いてきた太陽に照らされて、モニカは輝く笑顔を向けた。その表情に、ルイは眩しそうに目を細める。


「もちろん、任せてよ。帰りはクッキー家まで送っていこうか?」


ルイの言葉にモニカは目を伏せて首を振った。彼女の顔が影に隠れて、表情が読み取れない。彼女の声だけが響いてくる。


「ううん、大丈夫。ちょっと寄りたいところもあるし。ありがとう!」


明るく聞こえるその声に、ルイはいつも通り別れを告げる。


「そっか、じゃあ気をつけて」


ルイがそう言えばモニカはぱっと顔を上げ、完璧な笑顔を向けた。


「パイ家のみなさん!お邪魔しました!グッバイニカ!」


モニカは元気に手を振りながら去っていく。その姿を終始眺めていたティユは、やっと呼吸が出来たように息を吐いた。


「はあ〜……モニカちゃん……とってもかわいかったね……」


ティユはとろけたような顔で、もう彼女の姿すらない玄関を見ている。ティユの隣にずっと座っていたシトロはいつの間にか再び活字を追っていた。


「よかったわね、ティユ」


冷めたシトロの声色で日常が戻ってくる。モニカを見送ったらルイは忙しなく動き回り、再び玄関に立った。


「よし!取材も終わったし!また出かけてくる!」


そう言い終えるよりも先に、ルイは玄関から飛び出す。それを追いかけるように玄関まで走ってきたポムは、彼女の後ろ姿に叫んだ。


「ルイ!またなの!?今度ははやく帰ってきてよー!」


ルイはその声に手を振り返せど、振り向くことはなかった。


ーーー


パイ家の明るい賑やかさを背後に、モニカは馬車を捕まえる。


「シュー地区はずれの教会まで」


内緒話をするように告げれば、馬車は高らかに走り出した。


石畳の道を駆け抜け、静かな森の中を走っていく。木々の隙間の奥に建物が見え始めたところで馬車が止まった。


「この辺りは魔物が多いから……ここまでありがとう」


馬車を降り、馬の形をした精霊をひとなでする。そのまま馬車は来た道を引き返した。

遠くに見えている教会まで、土の道を歩いて渡る。木々の生い茂る森は薄暗く、葉擦れの音すら聞こえないほど静かだ。


「モニカ〜今日はちょっと多いかも!ユノがいないみたいだよ!」


モニカの背後、いや彼女の影の中から、煙のようになにかが姿を現した。それは少女の形を象り、その手で彼女の肩に触れ、耳元にそう告げる。

モニカはそれに驚く様子もなく、ただ行く先を見ながら呟いた。


「そう……ならあの子、ひとりなんだね」


その小さな声すら吸い込んでしまうような静寂が森に満ちていた。


森の奥へと続く道を進めば、やがて目の前に大きな教会があらわれる。近づくにつれて、重たい空気がまとわりつくような感覚がした。


思わず足を止めて辺りを見渡す。森の暗がりがいくつも蠢いていた。それに気がついた途端、蠢く影は形を成し、いっせいにモニカへと向かってくる。


突然の魔物の攻撃にモニカが反応するよりも早く、彼女のまわりを影よりも濃い暗闇が覆った。

それはモニカを中心にして勢いよく広がり、群がってきた魔物を淡い煙にして吹き飛ばしてしまった。


円形に広がっていた暗闇は、波が引くようにモニカの元へと戻っていく。そうして集まり、再び少女の姿をとった。


「ボスがいるよ。47番目の悪魔、破壊と水城の公爵ウヴァル」


影の少女がそう囁くのと同時に、モニカの目の前が蠢く。まるで地面から湧き出すように影が溢れ、視界を覆うほど大きくなった。膨らんだ影はラクダの様な形をとり、風船が割れるような声をあげる。


「グレモリー、いくよ!」


悪魔を目の前にして、モニカが叫んだ。その声に応えて、彼女の影も大きくなっていく。小さな少女を挟んで、強大な悪魔同士の戦いが始まった。


ーーー


モニカの歌うような詠唱に合わせて、彼女の悪魔は自由自在に姿を変える。大きな手を象れば、目の前の悪魔めがけて勢いよく振り下ろした。避けきれなかったラクダの悪魔はその攻撃を一身に受けるが、しぶとく立ち上がる。

そして再び衝撃音のような鳴き声をあげた。


その咆哮は空気すら歪め、形を持った音としてモニカへと向かってくる。その範囲の広さにモニカが避けきれないでいると、突然彼女の身体が宙に浮いた。彼女の背中には黒く大きな翼が生えており、驚いたモニカの後ろで自然に羽ばたいている。


「次で最後だよ、モニカ」


暗闇のような翼から声が聞こえて、モニカは地面へと視線を移す。空飛ぶ彼女の真下では、泥のように黒いラクダがこちらを見上げていた。


「わかった。いくよ、グレモリー!」


モニカが言葉を放てば、翼はたちまち大きな手のひらへと戻る。そのままモニカが落下していく速度に合わせて、真っ黒な手はラクダを潰そうと指を広げた。ラクダの悪魔は逃げようと走り出すが、魔の手から逃れるよりも先に、彼の下半身を大きな手がとらえる。そのまま重力と一緒に潰され、風船から空気が抜けるような音がした。


大きなラクダの影は徐々に霧散していく。柔らかく吹いた風が、木々のざわめきを連れ帰ってきた。


モニカはそのまま教会へと歩みを進める。彼女の背後にいたグレモリーは少女の姿に戻っていた。しかしモニカが教会の扉に手をかけるのと同時に、彼女の影の中へと帰っていく。


グレモリーが完全に消えるのを待って、モニカは教会の扉を開けた。


目の前に広がる精巧なステンドグラスは太陽が沈んでも輝きを失わない。見上げるほど高い天井には凝った装飾が施され、汚れひとつない床は歩くたび音が響く。


扉を開けた先には長い廊下が続き、それが行き着く先には祭壇があった。その前で、ひとり跪く少女がいる。焦げ茶色の短い髪を持つ彼女は、黒い修道服をまとっていた。


「神様、どうか……」


少女の声が教会に響く。その音にモニカは眉を顰めた。


「神様なんていないよ」


冷え切ったモニカの声が教会の色を塗り替え、祈りを捧げていた少女は顔を上げる。モニカに背を向けたまま、少女は告げた。


「信じるものは救われるわ」


少女はそのまま立ち上がり、モニカに振り返ることもせず、祭壇から立ち去ろうとする。モニカはその背中を顔色ひとつ変えずに見ていた。


「グレースは救われなかった」


モニカの小さな声が響いた途端、少女は勢いよく振り返る。その視線は鋭く、教会の空気が張り詰めた。


「知ったような口をきかないで!この悪魔憑き……!」


ガラスが震えるような叫びをあげた少女を、モニカはただ見つめている。その顔は無表情に見えるが、瞳の奥で何かが揺れているようにも見えた。


「いるかどうかもわからない神様よりは、悪魔の方がまだ信じられる」


抑揚のない声が教会に満ち、それを静寂が塗り替えていく。やがてモニカを睨みつけていた少女は視線をそらし、踵を返した。


「……教会に用がないなら帰って。ここは救われるべきものたちのための場所だから」


そう言った少女の靴が床を叩く音が響いていく。その音に紛れるようにモニカが呟いた。


「用はこれだけ」


モニカは持っていたライブのチケットを長椅子の座席に置く。


再び顔をあげようとしたとき、幼い声が聞こえた。それは2人の少女が聖歌を歌う声だ。

驚いて振り向けば、幼い頃の自分と、同じくらいの年の少女が並んで歌っている。その様子は楽しそうで、幼い少女たちは頰が触れそうなほど隣り合っていた。歌い終わった彼女たちは、2人揃ってオルガンのそばに駆け寄る。そこに座る大人っぽい少女を見て、モニカは胸が苦しくなった。


「エルシー、モニカ、上手になったわね」


少女が優しく微笑んで、幼い2人の頭を撫でる。彼女はしゃがんで少女たちと視線を合わせると、さらに言葉を続けた。


「次はお祈りの仕方を教えてあげる。お祈りをすれば、神様が心をぴかぴかにしてくれるのよ」


その言葉に幼い少女たちは嬉しそうに笑いあい、手を繋いで歩き出した。彼女たちが動くに連れて、徐々に姿が薄くなり、消えていく。


何もなくなった場所を呆然と眺めていると、また背後から幼い声がした。


「ねーえモニカ、お姉ちゃんが言ってた神様って、本当にいると思う?」


焦げ茶色の短い髪を揺らしながら、長椅子の隅に腰掛けた幼い少女がいる。その問いかけに、隣で肩を寄せている幼いモニカが首を傾げた。


「うーん、どうなんだろう。わかんないなあ」


聖歌の楽譜を折り曲げながら、幼いモニカが言う。しかしすぐにピンク色のツインテールを揺らしながら、隣の少女に向き直った。


「でもね、エルシーと一緒なら、心がぴかぴかする!」


そう言ってモニカが笑いかければ、隣の少女もつられて笑みを浮かべる。


「私も!」


無邪気な声が返ってきて、幼いふたつの笑い声だけが教会を満たしていた。


そんな白昼夢を切り裂くように教会の鐘が響く。驚いた様子でモニカが辺りを見渡しても、幸福な幼い少女たちはどこにもいなかった。


モニカは祭壇に背を向けて、ようやく歩き出す。


「あなたが苦しんでいるそれは、姉を失った苦しみじゃないよ。あなたが抱えているのは、自分の死への恐怖でしょ、エルシー」


鐘の音は足音すらかき消し、モニカは静かに教会を後にした。


ーーー


夜のとばりが降りた頃、教会の扉が開く。その音を聞いて、エルシー・カヌレは燭台を灯しながら音の主を迎え入れた。


「ユノ様、おかえりなさいませ」


ユノと呼ばれた少女は、司祭の服を揺らしながらエルシーの元へと駆け寄る。


「ただいま、エルシー。無事だった?」


その問いかけに、ろうそくの明かりだけで照らされたエルシーはおぼろげな笑みを浮かべるだけだった。

ふと、見慣れないものを視界に捉える。それを辿れば、長椅子の上に置かれたチケットを見つけた。


教会を守るように張った結界のなかに、悪魔が入り込んだ気配がして、慌てて帰ってきたのだ。教会という場所からか、悪魔や魔物がたまりやすくなっており、必ず誰かが教会に滞在していた。留守番を頼んでいたエルシーに何かあったのではと心配したが、エルシーどころか教会も無事で、埃ひとつ落ちていない。


不思議に思いつつ、ユノは座席に置かれたチケットを手に取る。そうして動くことのない教会の扉を見つめていた。

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