物語の内容や面白さについては他の方が十分にレビューされておりますので、僕としては皆様にこの物語の「ネーミングセンス」について一言申し上げたいと思います。
「マッシヴ★チョコリーナ」は省略して読んではいけない、とタグの注意書きにも書いてありました。決して省略しないでください。キム★タクみたいにしてはいけないということですよ。
また、主人公の女性は「松渋千代子」です。タグには書かれていませんが、声に数回出して読んでみてください。「まつしぶちよこ、まつしぶちよこ、まっしぶちょこ、マッシブちょこ……」ほら、わかりますよね?
ここまで計算され尽くされた名前、他にあるでしょうか?
妖精さんの名前に至ってはもはや説明不要でしょう。
ネーミングセンスだけでプロテイン三杯はいけそうなこの物語、読まないわけにはいきませんよ。
読むのかい、読まないのかい、どっちなんだい?
読ーーーーーむっ!
ダイエット。
この言葉は、ある者たちにとっては、あまりに残酷、かつ魅力的なものです。
かんたんに痩せる。お手軽。即効性あり。○○食べるだけダイエット。
脂肪がみるみるなくなる。これを飲むだけ。一日五分の体操でオッケー。
あの○○さんも痩せました。あの女優も実はやってる!?
……なーんて、魔法のような言葉を見るたびに、ある者たちは夢を見てしまうのです。その結果はいわずもがな。
本作の主人公も、育った脂肪を絞ろうとダイエットを決意します。
モデル体型になって、自分を振ったアイツを見返したい。この思い、真剣です。
そんな彼女のもとに、とつぜん謎のしゃべるぬいぐるみが現れて……。
なんでしょうね。熱い。この作品は熱いですよ!!
読むだけダイエット。そんな気分が味わえます。
効果のほどは……さーて、どうでしょうねぇ。