あとがき

 宇賀神いおりをめぐる物語は、ここでお終いです。取りあえずは。


 この物語を書くにあたり、以下の資料が無ければ、私はこの物語を騙る事はありませんでした。重複しますが、もう一度掲載させてください。


「塵添壒嚢鈔」

行誉 1445or1446

鵜飼文庫 1445or1446

@人文学オープンデータ共同利用センター

http://codh.rois.ac.jp/


「古事記 現代語訳付き」

中村 啓史

角川ソフィア文庫 2014 KADOKAWA


「全現代語訳 日本書紀」

宇治谷 猛

講談社学術文庫 1988 講談社

 

「古語拾遺」

斉部 広成 撰・西宮 一民 校注

岩波文庫 1985 岩波書店


「古代と現代をつなぐ丹後の伝承―京都府宮津市・京丹後市」

JR西日本

Blue Signal 2006

https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/06_vol_107/feature03.html


「風土記 (上) 現代語訳付き 常陸国・出雲国・播磨国」

中村 啓史 監修・訳注

角川ソフィア文庫 2015 KADOKAWA


「風土記 (下) 現代語訳付き 豊後国・肥前・逸文」

中村 啓史 監修・訳注

角川ソフィア文庫 2015 KADOKAWA


「神道とは何か 神と仏の日本史」

伊藤 聡

中公新書 2012 中央公論新社


「筑前国続風土記」

貝原 益軒 著

貝原 好吉・竹田定吉 編纂

1709

https://www.nakamura-u.ac.jp/institute/media/library/kaibara/archive05.html

@中村学園大学 貝原益軒アーカイブ


「世界遺産 『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺跡群」

https://www.okinoshima-heritage.jp/


「宗像大社 ホームページ」

https://munakata-taisha.or.jp/


「古事類縁」 文部省・神社司庁 1914

@古事類縁ページ検索システム

https://lapis.nichibun.ac.jp/kojiruien/


「福岡 女神の島」

@NHK

https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004990984_00000


「福岡 みあれ祭り」

@NHK

https://www2.nhk.or.jp/archives/michi/cgi/detail.cgi?dasID=D0004500588_00000


「伊勢神宮と出雲大社―『日本』と『天皇』の誕生」

新谷 尚紀

講談社学術文庫 講談社

2020


「菊姫」

@山田地蔵尊 増福院

http://yamada-jizouson.jp/?page_id=2



「日本霊異記 全訳注(上・中・下)」

中田 祝夫

講談社学術文庫 講談社

1978


 また、以下の場所を取材し、イメージを固めました。


海の中道海浜公園 https://uminaka-park.jp/ @福岡県東区大字西戸崎18-25

福岡市東区 アイランドシティ地区 https://www.city.fukuoka.lg.jp/shisei/kowan-islandcity/index.html

志賀海神社 http://shikaumi-jinja.jp/ @福岡市東区志賀島877

伏見稲荷神社 http://inari.jp/ @京都市伏見区深草薮之内町68番地

香椎宮 https://kashiigu.com/ @福岡県福岡市東区香椎4-16-1

宗像大社 https://munakata-taisha.or.jp/ @福岡県宗像市田島 2331

神湊港 https://www.city.munakata.lg.jp/map/200/010/201501210131.html @宗像市神湊487-51


 最後に。

 この小説は私の経験を多く使っています。

 私もまた、ある団体のある施設で2年を過ごしました。

 そこでの生活は―楽なモノじゃなかった。初めて親元を離れたからか、色々学ぶべき事がありました。しかし、当時の私は若かったので、周りと衝突する事も少なくなかった。

 しかし、そこで、私は生涯の友と呼べる3人の方々と知り合いました。


 実は―私は定期的に行方をくらませる困ったさんなのです、調子を崩した私は約2年ほど、生涯の友たちに連絡を取りませんでした。

 

 しかし。


 連絡の取れない間、私の親に連絡を取ってまで待っていてくれ、更に2年振りに連絡をしても嫌な顔一つせず、迎えてくれたKさん。


 調子を崩した事を知ると、即、僕の元を訪れた―その後連絡しなくなったけど―I君。僕が小説を書いてると言うと、めっちゃ相談に乗ってくれた。


「お前がどれだけ惨めになっても俺達は友達だろ?」と屈託なく言ってくれたBっさん。


 彼らが居なかったら―私は…クソ面倒臭い自分を、邪魔な自分を、『消す』、という選択を取っていたでしょう。

 そして、この物語を騙る事は無かった。


 ―だから。

 この小説を俺達の思い出に捧げます。あの時期は間違いなく私にとって青春の日々でした。

 これからも彼らと、付き合い続けます。

 だって、俺には友達がその3人しかいないからね。


 なんて。恥ずかしい文章でこの物語を締めくくらせてください。

 


 




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「出れない大人(こども)と僕(わたし)」 小田舵木 @odakajiki

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