応援コメント

第53話(上)邪心の城、刈れども絶えぬ醜草共」への応援コメント

  • こうしてアーネはアルノーの道を歩んでいく……。
    あるいは、轍を踏むのでしょうか。
    そしてそれがエルの画策というところが何ともいえませんね^^;

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    四谷軒様、コメントありがとうございます!

    アーネ、順調に王宮へのヘイトを溜めてます。
    今回は、宰相ロベール、或いはアルノーといった支配者一人を倒せば終わるというわけではない(国という組織、システムそのものが相手)ので、ある意味タチが悪いのです。
    この貴族や役人の子悪党ムーブも、ロベールやアルノーといったかつてのボス達も分かってはいたようで、それぞれ別のアプローチで統制しようとしていました。

    エルがあの場での決着を避け、アーネに情報を渡したことも、お察し頂いた通り実は大きな意味があったりしまして。
    それがどんな事態に繋がるかは、割とすぐに話に出てくると思います。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済

  • 編集済

    コメント失礼します。
    おお! これはエルさんから得た情報ですか!?
    気になっていましたー!
    道場についてはそんな気がしていましたが、やっぱりといった感じです。
    混乱に乗じて堂々とやったりスルーしたことを考えると、敵は小物ゆえのずる賢さ。滅茶苦茶厄介な相手なので粛清しきれない気もします。味方の顔した敵ばかりなんて、人間不信に陥りそうです。
    新しい国造りはいばらの道だということがよくわかります。足引っ張り合いがどこまでエスカレートするのやら。
    アーネさんの決意。正直不安しかないです。
    でも一人で抱え込まず、ディアナさんやデュオさん達仲間と共に抱え込むなら、なんとかなるような。
    少しでも悪意に対してなにか対策ができるようになればいいですね。

    作者からの返信

    森羅秋様、コメントありがとうございます!

    はい、エルは正直に情報を渡してくれました。
    まあこれはこれで、彼に目論見があったからではあるのですが。
    ロベールやアルノーとは異なる、一大巨頭による独裁ではない、集団ならではの圧力をかけてきます。
    これらの連中は、元はアルノーとともに同じ国王派でロベールに抗っていた連中なので救い難い話です。

    アーネもこれには怒り心頭なのです。
    エルに言われた通り、一つの国の、組織としての闇に直面しております。
    早速、親友であるアディと連携して対策をとっていく流れになるのですが……。
    仰る通り、一人で抱え込んで病んでいったアルノーと異なり、アーネには仲間が多数います。
    躊躇なく頼れる仲間がいるのは、アルノーには出来なかった彼女の強みですね。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

  • こんばんは

    こんな悪意で、道場接収されてしまったなんて……。アルノーが命懸けでやろうとした革命は……。(´;ω;`)

    作者からの返信

    加須 千花様、コメントありがとうございます!

    今回の道場接収について、嫌がらせ以上の意味はあくまで無いことが、悪意たる所以です。
    奴ら、悪戯にも程度があるのだということを理解していません。
    最初に考えた役人も、アーネ達が受けた衝撃ほどは気にして無いというか、軽い気持ちだったと思います。

    アルノーの粛清も、表層の腐敗を取り除く事にはなったのですが……。
    ビックリの速さで、次の雑草が生え散らかしてきました。
    アルノーが生きて統治すれば、そうはならなかったのでしょうが……。

    悪党を退治しても、すぐに次が出てくる。
    王宮自体が、腐敗の温床。
    そんな状況でしょうか。
    これに対する答えを、アーネは二章ラストで見つける事になります。

    今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済
  • ベルサの「友情も中途半端ですし、復讐もボヤけ気味。ほんと何がしたかったんですか」が胸に刺さりました。
    ここ何話かエルの内面について描かれていたので、彼寄りの気持ちになっていましたが…周りから見ると本当にそうなんですよね…。少し切なくなります。

    トリスタン、ベン、エクトル、イクス…彼等のわちゃわちゃしたやり取りに、緊迫した状況ながらも癒されました。
    それぞれキャラクター性の方向が異なるので、この四人のやり取りずっと見ていられそうな程に面白かったです。
    濱丸様のキャラクターのやり取りの描き方、生き生きしていて本当に好きです。

    またティトの意味深な行動と、アルノーに向ける複雑な感情の描写が素敵でした。
    ティトが今後どこにどう向かって行くのか、彼女の物語もいずれ拝読することができるのかと思うと楽しみです。トリスタンとのやり取りがもう見られないのかもしれないのは寂しいですが…

    「とにかく変えないと」アルノーと似たようなことを口にしたアーネ、道場メンバーが支えてくれてるとは言え、ラストの呼び出しが怖いです…
    続く息を呑む展開、手に汗握りながら楽しく読ませて頂きました…!
    濃密な時間をありがとうございます!

    作者からの返信

    月白輪廻様、コメントありがとうございます!

    ベルサ、散々振り回された恨みも込めて、容赦無く言い放ちました。
    実は事実として、復讐も友情も彼の目標や信念では無くて、彼の求める「美しいものを見ること」こそが真の狙いからだった訳でして。
    それを見せてくれそうなアルノーとアーネには入れ込んだのですが、それも望む結末になりませんでした。
    復讐や友情を名目とした(含まれてない訳でも無くて)、八つ当たりと後片付けが今回の動機として近いかもしれません。
    一連の行動で彼が執着しない、徹底しないのもそれが理由です。

    四人組のやり取り、もっと書きたかったので、気に入って頂けて嬉しいです!
    この子達が集まると、ついわちゃわちゃさせたくなります。
    構想とキャラ造形自体は、ずっと出来上がっていたのですが……。
    深掘りさせるとキリがないので、二章時点までではかなり限定的な出番になっていました。

    ティト、実はキャラが確定したのは道場メンバーではラストでした。
    それぞれ個性ややらせたいことを考えて、それ以外で補足が必要となる部分を、彼女が持っていくことになったのですが……。
    結果として唯一、アルノーの計画に触れるキャラとなってしまいました。
    結構な独自路線を取る子になっていきそうです。
    ぶっきらぼうながら心の中で複数の感情を飼うめんどくさい系の性格なのは、でも多分アルノー関係無く、元からですが笑。

    ラスト、まさしくデュオ辺りは今のアーネに、アルノーの影を重ねたと思います。
    今度こそ支えると、覚悟を決めたことでしょう。
    そんな彼らを待ち受ける運命は、やはり厳しいもので……。
    受けた呼び出しも、今後を左右するものとなっていきます。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済
  • 専制政治の悪いところが出たって感じですか……。
    アルノーが奮起したのも分かると同時に、失敗に終わったのが実に痛い。
    新たな秩序が作れていたら、と思わずにはいられません。

    作者からの返信

    海雀様、コメントありがとうございます!

    リデフォール、議会も官僚も割と末期状態でした……。
    ロベールが恐怖政治で辣腕を振るったのも、他の貴族や王宮の統制のためでもありました。
    甘い顔をすると付け上がると知ってたのです。

    アルノーは諸共、雑草の如く引っこ抜いたので、強引さではアルノーの方が上かもしれません。

    そして上が引っこ抜かれてニョキニョキ出てきたのが、今の王宮と思って頂ければ。
    しかも新芽じゃなくて腐りかけというオマケ付き。
    今なら、今度は俺達が好き勝手できる!
    みたいな感じでしょうか。

    島国で外敵が居なかったのが、徐々に腐敗を作っていきました。


    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

  • 大を為すために小を切ることを厭わないなら貴族のシステムごと破壊してまた別の秩序を作るという選択肢もあるのかもですが、そもそもとして他国から狙われているという状況から余計な火種をばら撒ける状況ではなく。アルノーの予測すら超えるレベルで国の担い手が頼りになりませんね。

    作者からの返信

    焔コブラ様、コメントありがとうございます!

    王国が抱える闇というか性質というか、そのあたりの膿の部分が露出した回でした。

    そもそも第一章の段階で、ロベールやアルノーが圧政や粛清といった極端な舵取りをしていた理由であり、ジェラール王太子が半ば匙を投げていた原因でもあります。

    ちょっと平和な時代、というか専制政治が悪い意味で長過ぎました。
    王宮は腐敗が進み過ぎ、民は飼い慣らされ過ぎなのです。
    一石投じようとしたのが前述の通りのロベールとアルノーなのですが、結果だけ見ると見事な共倒れという。
    自浄作用が働かない国家運営となっている状況ですが、このオチは何と言いましょうか、二章ラスト、そしてその先に続いていくと思います。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。