応援コメント

第52話(中)悪の由来、正義の資格」への応援コメント

  • 悪魔の誘惑のような気もしますが、アーネにとって「急所」を突いているからなぁ……^^;
    それも、他ならぬエルの口から語られているし。
    ベルサがいれば、その思惑を見抜いてくれるかもしれませんが、本当にここにはいないんでしょうか^^;

    面白かったです。

    ではではノシ

    作者からの返信

    四谷軒様、コメントありがとうございます!

    アーネ達が対策を練ったり準備をしている最中、やけにエルが大人しかった真の理由がこれでした。
    どさくさ紛れて、王宮の家探しに出ていた感じです。

    諜報能力の高さも風使いの特徴なので、エルはこの辺り、十全に力を発揮してきます。

    アーネを殺すことになろうとしても、彼女に関連する情報を探ることは別の話として捉えていると言うか、決して無駄にならないと理解しているというか。

    ベルサについては、実は今も絶賛活動中でして、どこで何をしているかは次回早々に明らかになると思います。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

  • エルが支えてくれれば、アーネの代わりにアルノーの側にいれば、思惑はともかく、彼の理想は一時的にも成功し、あるいは……。まあ、エル途中で裏切りそうですが。続きも楽しみです。

    作者からの返信


    相ヶ瀬モネ様、コメントありがとうございます!

    エルは本当に心中が複雑だし、こだわりの多い男なのです。
    何の介入を受けるまでもなく、美しいものは在るべくして、美しく輝くべき。
    そんな憧憬を描いていると申しましょうか。
    作中で一番ロマンチックなのが、エルなのかもしれません。
    その感傷と復讐が両立というか、ごちゃ混ぜにしたまま本人も直す気が無いのが問題なのですが。

    仮にその信条を曲げてアルノーに必要以上に肩入れした行動をとっていたら、アルノーは死んでなかったと思いますが、何らかの形で間違いなく裏切ったと思います。

    今回もご高覧、ありがとうございましたm(_ _)m。


  • 編集済

    コメント失礼します。
    故郷を破壊したエルさん。望む愛を求めた故に壊したような感じに思えました。そしてすっごく後悔してるような。
    咲く前に散ってしまった花。アルノーさんの大義はエルさんも望んでいたものだったのかな。
    散ってしまったから、過去にやったことを今回起こそうとしているのでしょうか。
    うーん、謎です。

    アーネさんチョロすぎですよ。目の前の餌に食いつきすぎです(苦笑)
    扱い持て余してしまっても今は捕縛しようよ!って思いますが、やはり頼れる幼馴染という事もあり、どこかで信頼しているのでしょう。
    駄目じゃん誰か来てええええと心の中で叫びます。
    偽情報を掴まされないことを祈るばかりです。

    作者からの返信

    森羅秋様、コメントありがとうございます!

    エルは、そういう風に書いた私が言うのもなんですが、面倒くさい男ですよね……。
    合理的に話を進めながら、その目的はとても感傷的なものなので。
    アルノー(とアーネ)には、とあることを特に期待していました。
    この辺は、次話でバッサリやる予定なのです。

    アーネ、パックリと餌に食い付きました。
    エルの余力を読み切れておらず、勝算が立っていない状況だったので、安全策を選んだと申しましょうか。
    エルが並の技量では無いことは知っており、上空の大決戦の詳細は分からず終いだったというのもありますね。
    そこを敢えて決着を付けに行くか、虹剣と情報を引き換えに場を納めるか、選択する状況でした。
    特に虹剣引き渡しの条件がなければ、決死の戦闘となったと思います。

    諸々を考え後者を選びましたが、その中ではエルと殺し合いたくないというのも含まれています。
    ただでさえ、アルノーを死に追いやったばかりでしたので……。

    そして情報をゲットしたアーネですが、そう遠くない未来、これがまた大変なことを起こす予定だったりします。
    エルが言っていた保険云々の絡みがこれですね。

    今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済
  • こんにちは。

    エルの心情。彼は複雑な男ですね。お母さんが生きていればなぁ……。(´;ω;`)

    「かの正義感溢れる幼馴染は、実に理解者に恵まれなかった。」
    うん、もしかして、エルがずっと側にいてくれたら、良かったのかもしれませんね。

    作者からの返信

    加須 千花様、コメントありがとうございます!

    エルという男の、スイッチが入ったのは、母の件が理由でした。
    彼女の慈愛に満ちた生き方が、今置かれた過酷な生活環境の中にあって、眩し過ぎましたのです。
    そんな過去を経たため、人間への失望と期待が同居した、歪な性質を獲得してしまいました。
    この辺り、ちゃんと上手く書けてるか、自分でもドキドキなのですが。

    そうですね、エルが側にいてアルノー、そしてアーネを導いてあげれば、悲劇は何一つ起こらなかったかも知れません。
    敢えてそうしなかった理由もあるのですが……。
    エルの内面については、次話でもう少し補足されると思います。

    今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

  • 一体どのような闇が…?

    と気になる一方、アーネはエルが指摘する通り、甘いようですね。語りかけられて、既に警戒を解いているように思えます。初撃で手心を加えたあたりも…殺さずとも、怪我を負わせる事はできたでしょうに…

    ベルサや他の実力者が来るまで待って、生け捕りにして紅剣を奪うなど、とりあえずエルを制御してから対処すれば良いのかなと思います。。。その上でゆっくり話を聞けば良いのでは…

    というアーネの甘さはさておき、エルの真の狙い、気になります。彼は世界を彼なりのやり方で救おうとしているのですね。この世界には、一体どんな闇が潜んでいるというのでしょうか!?

    作者からの返信

    海藻ネオ様、コメントありがとうございます!

    アーネ、この辺りはわざと甘い発言をさせました。
    のですが。
    それにしても、内容があまりにもチャチいかったと猛省中です。
    甘いことを言わせるにしろ、もっと他にあったなあと。
    皆様から頂いた有難いコメントを見て、項垂れる思いです……。

    エルが言った闇については、実はあんまり突飛な事象でも無かったりなのですが、リデフォール王国に纏わりつく末期的なものではあったりします。
    問題を掘り下げると、リデフォール滅ぶべしとエルが意思を固めた遠因でもあったり。
    この辺り、エルが仕掛けた保険にも繋がっていきます。

    引き続きご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

  • >目の前の惨状が、自分の見たかった光景なのか。
    果たしてこれが、望んでいた結末なのか。
    分からないながらも。
    脳裏に浮かんだのは、とうに離れた故郷の花畑と、それを前に儚げに微笑む母だった。

    エルさんの苦しみを綴る心理描写に胸が締め付けられました。
    エルさんを救ってくれた2人の親友。
    自死しなくてよかった……。(T_T)

    作者からの返信

    ayane様、コメントありがとうございます!
    そのうえ⭐︎まで頂いてしまい感無量です!
    本当ににありがとうございますm(_ _)m。

    少ないようで実は多い、エルの(過去)心理描写シーンでした。
    作者的にも少し頻度多いかな?とも思ったのですが……。
    52話はこれまで秘していたエルの内面に切り込む回でしたので、がっつりと文面を割いてみました。

    復讐を遂げた後何をしようかと考えて、何も出てこない。
    そこに見つけた、これから自分が生きる理由、みたいな感じの状況です。
    字面にすると綺麗だけど、結構歪な形で思想が凝り固まってしまった瞬間と申しましょうか。

    この度はご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

  • うーむ……。当然の話で、これまでの心理描写から窺えたことですが、エルの心の闇も、単なる闇ではありませんでしたね。
    表現する術がなかったというか、出来なかっただけで、そこには愛があった。
    そして、立つ場所を見て見れば、それを許さなかったのでしょうかね。

    アーネに対しても、やっぱり情報を握ってる方が強い、という部分が出ましたね。
    それがブラフであるかも分からない状態で、しかもまだ甘い言葉を吐く彼女には、読者として思うところがあります。
    ここで偽情報を掴ませるとは思えませんが、まだまだ波乱の種は多く残っているようで……。

    作者からの返信

    海雀様、コメントありがとうございます!

    エルは真意や心情を吐露しないうえ、自分にも嘘を付く性格なので……。
    ここでの作者コメントからして、どうまとめたものか、悩ませられるキャラです。
    うっかりしてると、彼についての設定を、ここで全部開帳しかけてしまう有様だったり。

    アーネに対しては、投降(という名の脅迫)が通らなければ、本当にあの場で一戦交えることになったと思います。

    状況的には、これでもまだ五分五分かエル有利、と言ったところでしょうか。
    でも無傷で済む場面ではないので、対ベルサを想定した場合、対決は避けたかったのがエルの本心です。
    それ以上に、仕込んだ保険を試したかったという面もありますが。

    そして海雀様の仰る通り、エルが混乱を望んで仕掛けた以上、ここから実はもう一波あったりします。

    今回もご高覧頂き、誠にありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済
  • 冒頭のエルの心理描写に激しく揺さぶられ、涙が出ました。
    彼は彼なりにアーネやアルノーを愛していたんですね…護ろうとしていたものは喪われ、『望んだ光景は、もう見られない』が切ないです。

    話数を重ねる度にエルの内情に踏み込んでいくストーリー展開に、どんどん彼に惹き付けられます。
    アーネを『最後の幼馴染み』と表現しているのが辛いです…表面上ではアーネと冷静に駆け引きをしているのに、内面ではこんなにも深い感情が渦巻いているエル…幼馴染み三人の複雑な関係性が本当に魅力的で大好きです…!

    作者からの返信

    月白輪廻様、コメントありがとうございます!

    エルの心理描写、くどいかなあとも思いつつ、今回も文面を多く割いてみました。
    言動と行動と真意が一致しないキャラなので、わりかし丁寧に書いたつもりなのですが……。
    書きたかったことがちゃんと書けたようで、凄くすごく、安心しております。

    状況が目まぐるしく変わる状況で、繰り返しの表現もあり、書き方間違うと、読み飛ばされちゃいかねない箇所だと思っていたので……。
    読み入って頂いたようで、感無量でございます。

    エルにとっては、残った幼馴染はアーネだけになっています。
    色々引き継いだとはいえ、リヴァイアサンは完全にノーカンでした。
    アルノーの場所に送ってやろうとしたのも、割と本心からのものだったりします。
    それだけエルにとって、アルノーとアーネは、尊い存在でした。

    具体的に、アルノー達にどうなって貰いたかったかは、次回52話(下)で描かれることになると思います。
    最早バレバレですが、彼なりに激重な感情があったことは、確かでございました。

    今回もご高覧頂き、ありがとうございましたm(_ _)m。

    編集済