第4話 猫語
最近 子猫をお迎えした。
チャトラのやんちゃなおてんば娘だ。
おしゃべり好きで、そばに来ては何か訴えてくる。
「言ってることが分かると面白いな」と思っていたところ、スマホアプリで猫語翻訳機なるものがあるのを発見し、以来楽しんでいる。
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私が帰宅すると、早速「ニャンニャンニャン」と擦り寄ってきた。
翻訳してみたら「会いたかった」と言っているらしいことがわかった。
それどころか「会えてうれしい 私の愛しい人」なんて訳されたものだから照れてしまった。
その後、「ゴロゴロ」と言い始めたので再び翻訳すると、「休みたい」「くつろぎたい」「怠けたい」
ときたもので、撫でてやったらとても喜んでいる。
文明の利器 恐るべしである。
何か言う度に訳すのだが、突然モザイクがかかった文字が出てきた。よく見たら オプション料金を払えば見れる旨の説明があった。
でも、勿体無いから放置している。
それに、これ以上深入りすると 猫に飼われているみたいになりそうで‥
キャットタワーを設置しているが、そちらには関心を示さず、私の勉強机ユニットがお気に入りで 備え付けの本棚の一角に常に陣取っている。
勉強する私をじっと見ていたり、パソコンのキーボードの上にやってきて座り込んだりすることもしばしば。
キーボードの上に乗られる度、パソコンの知らなかった機能を発見することもあり、ちょっとした脳トレになることもある。
そんな感じで
猫との共存を楽しむ日々を過ごしている。
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いつものように 目覚めた私。
起きるのを待ってましたとばかりに 「ニャン」という声が聞こえてきた。
ベッドでまだ仰向けでいる私の腹の上に ピョンと飛び乗ってきて、いきなりそこら中ペロペロと舐め始めた。
猫の舌はザラザラで、結構痛い。
でも、猫にしてみたら、精一杯のおもてなしなのだろうと思う。
今日も引き続き盆休みなので、翻訳機が活躍しそうである。
★ 近況欄に、机の上に座って 私の方を見つめるチャトラの写真を貼っておきました。
ご覧になると、リアリティが増すと思います。
朝の時間 2022 yuzuneko @Yu2u
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