編集済
へぇ~、大人しい三男が次期皇帝とか夢がありますね。
でも、そういうのもあって割と早く崩壊しちゃったのかな?
とはいえ、孫のフビライまでは全盛期だし、フビライもオゴデイの子どもなんですかね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
オゴデイの即位の内部事情は、次話に書いていたりします。チンギス亡きあとは、実質的に(正妻の子の)4家による連合政権となります。つまり、相談して物事を決める政権になったのです。なので、同じカンといっても、オゴデイの権威も権力も、チンギスには遠く及ばないですね。
オゴデイについて特筆すべきは、その寛容さですね。次帝に選ばれた一因もそこにあったのだと想います。チャアダイだと、下手に恨みを買うと、殺されそうですからね。
フビライはトゥルイの子ですね。このあと、トゥルイ家による政権簒奪があるのです。
さすがに祝杯と回想もしたくなるでしょうね。この三兄弟をして、よくもなんとか保ってここまできましました。この凸凹ぶりが物語としてはハラハラの連続で見どころでしたが、当人はしんどかったことでしょうね。
このオゴデイの政権、確かに気になります。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
オゴデイの政権は実質的には、次兄のチャアダイとの連合政権のようなものですね。史料『秘史』の中で、カンへの即位後も、チャアダイを『アカ(兄上)』と呼び続けていますしね。よほどに仲が良かったんでしょうね。
ただ、チンギスのような強力な指導者――まさにほぼほぼ一代でモンゴルを作り上げた――の次が、「和をもって貴しと為す」の典型の如くのオゴデイというのも――歴史の綾というか――面白いなとは想います。
まさに、寛大を絵に描いたような人物であり、粛清などもほとんどなかったようです。