第2話 しんねん

あんなに騒がしかったのに

けたたましく走り回っていたのに

まるで蛹が羽化したかのように

視界が温かい雰囲気に包まれて

手の平をそうっと閉じていく


おこってばっかの毎日でも

め尻にできる笑い皺

できることならこの日々が

永久に続いていきますように

宇治に向かって祈ります

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