第2話 しんねん
あんなに騒がしかったのに
けたたましく走り回っていたのに
まるで蛹が羽化したかのように
視界が温かい雰囲気に包まれて
手の平をそうっと閉じていく
おこってばっかの毎日でも
め尻にできる笑い皺
できることならこの日々が
永久に続いていきますように
宇治に向かって祈ります
インスタントフィクション @hirop1111
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