ループものは面白いですね。先に未来がわかっているからこそ、人間はありえないもう一つの結末をくどいほど、貪欲に求めるのでしょう。
芥川龍之介の「魔術」を思い出しました。
ただ、この作品の斬新なところは、主人公が主人公でなくなった時に主人公でなくなった方が主人公になるという面白さがあるところだと思います!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
これだと本当に、無限ループになって永久に終わらない……ことになるのでしょうか。やめ時・諦め時がわからないというのも、悲劇かもしれません。
芥川龍之介の「魔術」は読んだことがなかったので、読みました。こういう滑稽なお話も書いているのですね。
編集済
ああ、人間だもん と、言いたいところですが、
欲が際限なく断ち切れなくなっていくところが、なんとも愚かしいというか、
他人事じゃないなあと感じました(;´・ω・)
こんなアイテム持ったら、始めの目的だけで済ませる自制心があるかどうか……💧
何が幸せなのか。
おそらくマモルはその問いに、『彼女といる今』が幸せというでしょう。
総合的に幸せを判断するより、今現在の悦びのほうを感じる事の方が強いでしょうから。
それは婚約者を奪われた元カレも同じで、一時期の喪失感の方が全体的充実感より激しいのでしょうね……。
そうしてまたサイコロが彼の手に……。
虚しい(?)三角関係がグルグルと回っていく。
そうしてまわるうちに、いつかまた変化はあるのでしょうか?
これは同じリングの上をまわるというより、パラレルワールド、リングというより螺旋のように感じます。
もしかすると第三の男が現れて、2人ともフラれる時もあるかもしれませんね。
決して長くない物語なのに、文字数以上に考えさせられました。
自分ならどうするだろう? と。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
言われた通りに当初の目的を達したあとにサイコロを破棄した主人公、意外とえらいな、と思います。自分が彼の立場だったら自制できる自信はありません。
マモルと恋敵の果てしなく見える攻防の果てに、全く異なる結末もあるのかもしれませんね(そこまでは考えていなかったので、はっとしました)。