母を読む

第4話 母との事～マイナスをプラスへ～

母との事で長年悩んできた私は、母とは血の繋がりがないんじゃないか？(ママ母)と思っていた時期がありました。

周りには理解されずらかった母娘のイザコザ。

娘が生んでくれた母を悪く言うなんてご法度的な～世間の考え方や眼差し。

本当に辛かった。

母を大事に想っても一方通行。

お母さんと出かけた！お母さん大好き！と言っている周りの人の話を耳にする度、胸が痛かった。

何で、どうして？何が違うの？？

母親に認められない自分はダメな人間で、母を理解してあげれない自分は親不孝なのか？と自分を責めた事も沢山ありました。

母が仕事と介護と更年期で荒れていた時はリンゴを投げつけられたり、髪の毛を引っ張って引きずり回された事もありました。

記念日にプレゼントを渡しても、気に入らないと『いらない、返してきて』と言われる。

人というより鬼の様でした。。

何でも120%位のパワーで頑張って生きてきたしっかり者で几帳面な母は、力尽き、自分を見失っていたんだと思います。

若い頃は女優さんと間違えられるくらい綺麗だった母(父は付き人と思われていたそうです。笑)、その姿も心を写し出したかの様に変わりました。

※母の名誉の為に付け加えますが、今は戻りました！見た目は大部ふっくらしましたが、年相応の優しい顔です。

母は、自分の方が上、私(子供)の事は所有物の様に思っていたので、右向け右！母の言うことは絶対でした。

母の暴言で私が泣くと『すぐ泣く。泣けば良いと思っている』と言って、私の話を聞いたり気持ちを汲み取ってくれる事は一切ありませんでした。

泣きたくなくても涙は出てくる。

それは悪い事なのか？

そう感じながらも、どうにも出来ない日々を繰り返していました。

イライラしたり、気に入らない事があるとすぐ乱暴な言葉をぶつけてくる。。

そんな母の口癖は『おかしいんじゃない』と『気を遣え』でした。

関わりたくない、縁を切りたい、離れたい～何度もそう思いながらも、自分から縁を切る事が出来ませんでした。

辛い自分から抜け出したい！落ち込むことを減らしたい！

そうじゃないと楽しくないし、自分が壊れてしまうかも。。

じゃあ、どうしたら良い？

行き着いた考えが、自分を変えていけば良い！だったんです。

母の言葉や態度の全てを真に受けてしまっていた自分から抜け出そう！！と。

発想の転換～

マイナスをプラスに変換する～

笑いに変えたり、気づきの機会と捉える。

変換上手になって、自分を不幸にしない！

母が何を言おうが、私は私！

私は私で、良いと思うことをしていけば良い。

強く言われたって、悪いと思う所がなければ気にしない。

私は私！

そうしていく事で、段々と落ち込む事や考え過ぎる事は少なくなりました。

落ち込んだ時は、必ずマイナスなままで終わりにしない！とも心に決めて。。

誰にでも楽しく生きていく権利はあると思います。親だからって何しても許されるもない。

母が許せなくて憎んだ時期は長かった。

どうしても受け入れられなかった。

けど、きっと全て受け止める事ないんですよね…。

自分の抱くマイナスな感情を否定せず受け止めてあげて、癒して～そこから自分が出来る事、必要と思う事だけしていけば良い。

時間薬もジワジワ効いている。

どんどん良くなっていく！

母との事をここまで乗り越えられたのは、友人や先輩など沢山の人達、そして先人の本。

娘や家族の様に可愛がってもらう事で慰められたり、本に書かれている良い言葉で自分を満たしたり。。

親子だって相性がある。

そして、血より濃いものもある～そう思います。

当たり前は当たり前じゃなくて、人それぞれの形があるということ…

違いを理解する心。偏見のない社会へ。

今まで支えてくれた沢山の方達☆本当にありがとうございました☆今の私があるのは、あなた達のお陰です。

私が明るく生きていく事で、感謝の気持ちを忘れず、伝えていきたいと思います。