悲しい愛の物語。おすすめです。

家守。それは、この家を守る霊。
家の大黒柱に触れることで、力を得る。
そして、美津は、もうすぐ、家守の使命をまっとうしようとしつつある。
そんな彼女は、失った「あるもの」を取り戻そうと動き出す───。

彼女が失った「あるもの」を取り戻すとき。
悲しい運命に、読者は、胸が「つきり」と痛むでしょう。
そして、彼女の愛に、儚げな微笑みに、胸をうたれると思います。

文章が美しく、話はポンポン進むので、さっと読めます。

ぜひご一読を!