エピローグ
『ガラガラガラガラ..』
「また一人か。」
人気の少ない店内に、静かに客が訪れカウンターの席へ腰をかけた。
「…あいつはどうしてる」
「……聞きたい?」「..いや、いい。」
全てが終わった
店に来た時点でわかっている筈だった。
「本当に、終わったんだな。」
「終わったよ」
「もう始まらないのか?」
「それはわからない、そのとき次第だよ。」
人は過去から未来へ巡り人生を歩んでいく
その身に起こる出来事は、よくも悪くも人を狂わせ惑わせる。過去の狂気はやがて一つの世界となり、未来を喰らう怪物になる。
「それより早くラーメン食べさせてよ、もう腹がペコペコでさ。」
「..何にする?」
「そうだなぁ。
それじゃあ〝チャーシューメン〟で!」
「お前、昔っからそればっかりだな..。」
AKARHI アリエッティ @56513
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます