ツッコミはまだですか???

某三人組お笑い芸人のコントを見ているような感覚を味わえた。実際、小説というより台本に近い。年の瀬に近づく度にお笑い番組が増えていくので、ある意味では季節感を味わえた。

レビューを書く時は様々な角度から、分析のようなことを試みることにしているのだが、これに至ってはかえって野暮である。登場人物がどうの。あの場面がこうの……。そんなことは作者様は求めていないし、しても興を冷ますことになってしまう。ある意味では挑戦的な作品だ。

こういうのをナンセンス文学というのだろうか。切り口がないのである。ズバリと切ったところで、「〜かーい!!」とツッコミを入れられてしまう。きっと、レビューは大喜利へと早変わりしてしまうだろう。作者様のツッコミを待ちながら、見当違いなレビューを書き残しておくことにしよう。

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