もしも彼女が。hommage from"Wife is eighteen years old"

空想携帯小説家

第1話 さようならッ!?💢

20✕✕ 年 11月。

疑似恋愛リアリティーショーを、ケータイで観て、独り言を呟く男。


「あーっ、嘆かわしいね~。恋愛リアリティーなんて、

はっきり言って、ヤラセじゃねーか?💢くっだらねっ。

こんなの観て喜んでるのは、俗に言う○区女子ぐらいじゃね?ほんっとくっだらねっ。」


缶チューハイやら、

ハイボールの空き缶が転がる部屋で、いそいそと、バイトの準備をする男。


一回生欠伸をして、

何気に雑把に詰め込まれた、本棚の上に、写真立てが、数枚飾られていて、少々埃を被っていた。

「(あ、今日は、アイツが死んだ日か?)」


(回想)19860408

部屋で口論する2人。

女「はぁっ?!今さら結婚は止めるって、どゆこと!?」


男「べべ、別に、今の同棲生活のままで良くね?」


女「はぁっ?!シェアハウスかよ!。この、家賃滞納ぎみのボロアパートを、シェアハウスにするきか?」


男「そりゃ、まぁ、会社替える度に、家賃滞納してるけどさぁ。」


女「石(意思)の上にもーって、あるけど·····」


男「それなら君には、女優になる夢が有るし、其なりのキャリアだって積んできたじゃないか?」


女「(ため息)そんなに、女に、食べさせて貰うのが、屈辱なの?へぇ~(笑)」


男「だったら、マジバナ言わせて貰うけど、芽の出ない男と、同棲する価値って、何だよ?」


女「好きだからに、決まってるでしょ!バカ!」


男「(バ、バカ·····)今は、まだマシかも知れないけど、これからドンドン景気だって悪くなる。」


女「へぇー、あんたは、そんなに思慮深い方だったっけ?へぇー。あんたは、単なる、結婚にビビってるだけじゃないの?」


男「其の何処が悪い?」

女「はい、自白!」


男「·······」


女「都合が悪いと、黙り決め込む、あんたの悪い癖!もー我慢できない!」


男「あーハイハイ、お好きなところへどうぞー、最近では24時間営業の店もあるから、ごゆっくり~。それとも、熱田へ帰りますかぁ~。(笑)」


(俺も、十代前半とはいえ、歳の差なんてさほど無い、アイツに、勢いで言い過ぎた。)

女「もういいっ!💢」





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もしも彼女が。hommage from"Wife is eighteen years old" 空想携帯小説家 @acvr4523shigechan

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