異世界転生したけど現実と行き来できるのだが?〜現実世界の知識を活かして異世界で生き延びろ!〜
@akisuhan
第1話
僕は
いつも通り高校が終わってコンビニへ買い物に行っていると、僕はテレビでしか見たことのないような光景を目にした。
強盗犯がレジの店員に向かってナイフを突きつけていたのだ。
「おい! 金を出せ!」
「は、はい!」
店員はレジを開けて金を出そうとしている。だが、店員は焦っていたのかうまくレジを開けれずにいた。
「早くしろ! 警察が来るだろうが!」
「しょ、承知しました!」
強盗犯に怒鳴られたにもかかわらず、店員はレジを開けれていない。もしかしたら、警察が来るまでの時間稼ぎをしているのかもしれない。
「わざと焦っているフリをして時間稼ぎをしているのか?」
強盗犯が気づいてしまったようだ。
「20秒以内に開けろ。さもなくば……」
強盗犯は辺りを見回すと、強盗犯がポケットに入れていた銃を僕に突きつけた。
「な、何?」
僕は思わず声をもらしてしまった。
「あの男を殺す」
強盗犯は僕を人質に取った。
その時、後ろから声がした。警察だ。
「強盗犯め! 銃を下ろせ!」
強盗犯は銃を下ろした。
「よし、そのまま銃を捨てろ」
強盗犯は銃をその場に落とした。
「こちらに来い!」
強盗犯は僕の隣を通って警察の方へ歩いて行った。その時、僕は気づいた。強盗犯は左手に黒いボタンを持っていたのだ。僕は嫌な予感がして逃げようと後ろを向いたが遅かった。
「カチッ」
ボタンの音がした。
その瞬間僕はとてつもない音と光に包まれた。きっと強盗犯が爆弾を持っていたのだ。実際は酷く痛いはずなのに、死に際だからか痛みを感じない。僕は振り向いて強盗犯を見ようとしたが、爆風ではっきりと見ることができなかった。
そのまま意識が遠くなっていき……
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