落語のような綺麗なオチ

終始、あたたかさに包まれている作品でした。設定がぶっ飛んでいるので、ややもすればストーリーがとっ散らかりそうなのに、ちゃんと【天岩戸】の物語を加味した上でハートフルな短編をやってのけている。これはもう作者の腕のなせるわざといしか言えません。

落語のオチのようにきれいにさがる最後の一行が好きです。