第53話 エピローグ
その日の夜。
特設会場のステージの上には、一回戦を突破したギルドのギルドマスター達が並んでいた。
各ギルドのベルセルク達は、ステージの下に整列している。
観客から勝算の声を浴びるエイルを見上げながら、直隆は満足そうに笑った。
「真柄直隆」
横に並ぶ本多忠勝が、少し嬉しそうに話かけてくる。
「良い顔になったな。今のお前には魅力がある」
「偉そうに。とにかくこれで俺も一回戦突破。二回戦で決着つけるぞ」
「当然だ。完全なるお前に勝たねば決着とは言えぬ。が、あのエイルとかいうヴァルキリーを主君として認めたのか?」
「そんなんじゃねぇよ」
ぶっきらぼうに言って、直隆はエイルの泣き顔を思い出す。
「今更主君に仕えるなんざ御免だけどよ。でも、可愛い姫さん守る為にちょっと戦ってやるのも悪くねぇだろ?」
「姫君への忠義か。それもまた真理だ」
直隆はエイルを、忠勝はグレイズを。
それぞれのギルドマスターへ視線を注ぎながら誓い合った。
「「二回戦で待っていろ」」
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作品解説した通りここまでです。
人気があったら本格投稿したいです。
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ヴァルハラ無双 鏡銀鉢 @kagamiginpachi
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