狐につままれたようなお話です

オニヤンマに導かれるように着いて行った啓介は、辿り着いた掘建小屋で奇妙な出会いを果たすのですが……。読み終えたとき、私は啓介と同じように首を傾げていました。もしかしたら自分も過去に同じような出会いを経験していたのでは? と。掴みどころのなくふわふわしたような、一言で言うなら「狐につままれたような」そんな気持ちになるお話です。