自分のスキルは自分でもよく判りませんでしたがそれは凄いようです
馬頭牛頭
第1話 はじまり
「貴方のスキルはj.WaT+48udmgt%%*//です。」
これは最初の転機だったんだろう。
「悪いな無能!俺たちが逃げるため囮になれ!」
これが次の分岐点だったんだろう。
「やぁ、少年、私たちは君のスキルの正体だ。」
これが最後の決定打だったんだろう。
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この世界では7歳になると基本、誰でも神託を受けられスキルという恩恵を授かる。
そしてこの首都の王都からかなり離れたこの村でもそれは受けられる。
「バース、バースはどんなスキルが欲しいんだい?」
そう言ってきたのは自分の父だ、名前はアルグリーン、顔はよくは覚えていない。
「あなた、スキルは授かる物ですから貰えるものが貰えるものが貰えるわけじゃないんですよ。」
父の言葉に反応して話始めたのは母だ、名前はリーフィ、とても美人だった記憶がある。
「うーん、判らないけど冒険者になってたくさんお金を稼ぎたいから剣とか武器が扱えるスキルが良い!」
こう反応したのが自分だ、名前はバース、この時7歳になり2つ下の妹がいる。
「ははは、そうかバース、それは楽しみだ!」
「そうねぇ。」
と父、母、自分で話ながら教会まで行き洗礼を受け神父から言われたのは
「貴方のスキルはj.WaT+48udmgt%%*//で、す、ん?」
だった、その後何度も神父は確認したが毎回毎回言語になっているか怪しい言葉を毎回毎回違う言葉で発し、神父はこちらに凄く申し訳なさそうに謝った。
父、母共にそういうこともあると自分に言ってくれて、神父も適正職業は戦士と教えてくれて、自分はよくわからないのと嬉しい気持ちが混ざり複雑な気持ちで父、母と共に家に帰った。
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ということを何故か夢で見て起きた。
父はあの後自分が9歳になる前に亡くなり、母は2年前に亡くなって今は妹と2人で暮らしている。
「お兄ちゃん、起きないと約束の時間に、あれ起きてる。」
妹のルル、現在13歳でスキルは【魔法消費半減】、適正職業魔法使いと我が妹ながら凄いと思う。
「判っているよ、まだ時間があるからご飯食べてから行くよ。」
「わかった、じゃあお兄ちゃんの分も用意するから5分ぐらいしたら来てね。」
とルルは急いで自分の部屋から出ていった。
とルルが部屋から出ていった後に自分はベッドにまた横になり夢について思い出しながら
「結局自分のスキルはよくわからないんだよなぁ、冒険者になって8,9ヶ月経つが色々試してみても何も起こらない、まぁ力は上がったかな?」
とひとり言を言っていると
「お兄ちゃーん、出来たよー。」
と妹が呼んできたため部屋を出て居間に移動した。
「お兄ちゃん今日もいつものパーティー?」
「そうだけど?」
「やめときなよ、この前も危なかったんでしょ?」
「と言われても……。」
と妹と会話をしながら食事をした。
「そうだルル、今日は帰りが遅くなるかもしれないから先に食事済ましておいて。」
「うん判った、お兄ちゃん今日も頑張って!」
「判った、頑張ってくるわ。」
と自分はルルに返事を返した後、冒険者ギルドに向かうため家を出た。
自分のスキルは自分でもよく判りませんでしたがそれは凄いようです 馬頭牛頭 @GozuMezuGozuMezu
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