登場人物も物語の骨子も語彙力が消失した作品でしたので、僭越ながらノーマル語彙力の私の方から作品を紹介させていただきます。さて、そんな無茶苦茶な本作ですが、完全に時代を追い越していますね。これはAIでも真似できないんじゃないかと思います。仮に学習されたとしても、AIの知能さえ破壊しかねない力を秘めています。
ギャグというか、シュールというか。読んでいる方まで語彙力が消失してしまう作品でしたが、テンポや小ネタが小気味よく、あっという間に読んでしまいました。おまけに、語彙の解説付き。丁寧でありながら、完全に壊れてしまっている小説です。時代を追い越してなお、走り続けるこの作品に追いつきたい方は是非ともご一読を!