大正時代を舞台に、歪んでしまった物語をあるべき姿に返す御伽狩り達の物語

時は大正。まだ闇が濃い時代に、あるべき物語の姿から外れ、人を害する「文魔」となってしまった物語の化身を狩る者達――御伽狩り。

幼い頃の火事で家族を失い、天涯孤独の身となった幸が出会ったのは、御伽狩りの青年・藤堂だった。
藤堂は幸もまた、御伽狩りになるための能力・御伽の異能(テイルセンス)を持つと告げる。そして、幼い頃の火事は、幸の異能が原因だと。

贖罪のため、御伽狩りとなることを決意した幸の前に現れたのは――。


大正時代というレトロな世界観に加え、「御伽狩り」「文魔」「御伽の異能(テイルセンス)」などなど、わくわくするワードがたくさんちりばめられています(≧▽≦)

つらい境遇の中で生きてきた幸が藤堂、そして藤堂とともに行動するもう一人の御伽狩り・アリスと出会い、交流する中で、少しずつ己に向き合っていく様が丁寧に描かれています。

個人的には、幸さんとアリスちゃんのやりとりが可愛くて大好きです( *´艸`)

伝記ファンタジーがお好きな方はぜひお読みくださいませ~!(*´▽`*)

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