12/25 顛末

 かくして12月25日、"ドニオ・バブリッシュ"の名を騙り全人類魚民化計画を行っていた侵略的宇宙人(以降トカゲ人と呼称)は、工作活動の失敗を確認すると武力による地球の制圧へと行動を移した。

 地球側で迎え撃ったのは、オクトパ星人月面拠点基地の軍隊および鬼ヶ島宇宙軍である。日本時間正午、それぞれの勢力は衝突した。


 一方その頃ゾウは、鬼ヶ島に急ぎで用意してもらった専用の憑依体──イロハや鬼ヶ島の人間体をベースにリオの遺伝子を組み込んで部分的に男性化した人造個体──に魂を移し、ドラ○ンクエストオンリーの同人誌即売会で勇者として世界を救っていた。


 地球勢力とトカゲ人との戦闘は激しいものだったが、竜宮城より遅れて出撃した二体の高機動強化外骨格〈エヴァロⅠ〉〈エヴァロⅡ〉が参戦し、地球側が優勢となった。


 一方その頃ゾウは即売会で目的の同人誌を買い終え、帰り道でチャラ男達にナンパされていた。


 劣勢かと思われたトカゲ人であったが、ここで並行時空からのさらなる援軍が到着。地球側が逆に押される展開となる。


 一方ゾウは、ナンパしてきたチャラ男達の性的快感を掌握し、泣いて詫びるまで止まらない快感を流し込み続けていた。


 地上をこのまま制圧すべく、トカゲ人は地上に通じる大規模ワームホールゲートを展開。続々とその中へ飛び込んでいった。


 突如として空に現れた巨大なワームホールゲートに「うわっ」と思ったゾウは、とりあえずゲートの出口にセッ──しないと出られない結界(人間専用)を張っておくことにした。


 ワームホールの時空断裂空間から出られなくなったトカゲ人はそのまま消滅し、辛うじてゲートに入っていなかった軍勢もまた地球勢力によって制圧された。


 かくして地球の平和は守られ、チャラ男達はMの才能を開花させた。


 それはそれとして、リオと萌々はキスから一歩だけ進んだらしい。因みにプレゼントは1/4スケールのリオ人形×4であった。


(まいにちライン日記・了)

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まいにちライン日記 緒賀けゐす @oga-keisu

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