そもそもあなたは誰ですか!
「あの.....銀城さん」
銀城さんと登校することになった
「真夜とお呼びください」
「え......でもあんまり呼び捨てってのは」
「お呼びください」
ぎんじょ........真夜さんはすごい圧で俺に訴えてきた。その笑顔で人何人かは圧という意味でも綺麗な笑という意味でも気絶させれそうだ
「真夜.....さん」
「はい、なんでしょうか涼太くん」
「そういえば.....真夜さんのこと全然知らないなって.....一緒に登校しているけど僕真夜さんのこと全く知らないから違和感しか感じられなくて」
「確かに.....そうですね、私は涼太くんのことを知り尽くしていましたが涼太くんは私を知り尽くしていませんもんね....いいですよ私のすべてを教えてあげますなんでも聞いてください」
「えっと....学年は?」
「3年生です」
「え!?.....」
3年.....だと!?先輩じゃん......俺先輩の方にあんなことやこんなことされてたのか
「えっと.....先輩だったんですね...なんか御免なさい...」
銀城さん....じゃなくて真夜さん、じゃなくて真夜先輩を見た時に確かに先輩かもしれないと思ったけど
身長は同じくらいだったから確信がなかった
申し訳ないと思っていると
「いいえ、先輩後輩なんて関係ありません私はそんな微塵なのこと一つも気にしていませんだから凌太くんは私のことをそのまま真夜とお呼びください」
「でも......はい分かりました」
「ありがとうございます、凌太くん」
〜 〜 〜
ふふっ、これで一歩前進です。
そういえばあの女狐は凌太くんの幼馴染だそうですね。
凌太くんと過ごしている時間が長いからって私は負けたりしません
いつか凌太くんを私のものにして未来を約束し合うんですから
あぁ、凌太くん好きです大好きです.......
私は無表情を装っていますが、心の中は凌太くんのことしかありません
たとえ凌太くんにどんな性癖があろうと、どんなに変態であろうと私は構いません。私が凌太くんの全てを受け止めてあげます
だから凌太くん結婚しましょう?
横に並んで歩いている凌太くんの横顔を見るだけで私はの心は満たされます
お金だってたくさんありますし、その.....体にも自信があります
一生凌太くんを養ってあげたいし、一緒に働くのもいいですね......
はぁぁぁ、凌太くんとの将来が待ち遠しいです
「凌太くん」
「はい?」
「私、凌太くんのこと諦めませんからね」
「えっ........」
私はそこから黙っていました
黙ることによって凌太くんの頭のなかで私のことを考えるようになるからです
〜 〜 〜
「諦めませんからね」
え?、、
うっ最近まで忘れかけていたのに......
この前の真夜さんの告白を思い出してしまった、
あぁ、思い出したくなかった!
そもそも、なんでインキャの俺が真夜さんと?!
あぁ、頭がおかしくなってきたぁ
俺はこの後もずっと真夜さんのことを考えてしまった
〜 〜 〜
「りょーちゃん、おはよ」
あぁ........と無心で席に座っていると蒼華が声をかけてくれた
「おはよぉー」
「りょーちゃん、またゲームしてたの?」
「あ......まぁ」
嘘だけどそういうことにしておく
「ふーーん、夜更かしは体に悪いからって言ってるのに」
むぅと蒼華もちもちそうな頬が膨らんだ
「ごめんごめん分かった分かったよ」
「本当に分かってるぅ?」
「うん」
「ふふっ、りょーちゃん可愛いっ」
「.......」
何も言えない
「あっ、チャイムなったねじゃあねりょーちゃんっ」
あぁー、りょーちゃんから女の子の匂いがした
私だけがりょーちゃんにかまってあげれると思っていたのに.....
誰よぉ、りょーちゃんに近づいているのわ!
このままだと知らない間にりょーちゃんが取られるかも!
私は授業中ずっとりょーちゃんのことをかんがえていた
〜知らない会長の告白〜名前も顔すら知らないヤンデレ生徒会長がインキャの俺に甘い告白の嵐を振りかけてくる 鯵の閉まり @ajikou
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