ダンジョンに潜むヤンデレな彼女に俺は何度も殺される

作者 北川ニキタ

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「ねぇ、なんで他の女と一緒にいるのよッ！！」【書籍化】 北川ニキタ

※MFブックスより発売中！！

「被告人キスカを殺害の罪により、ダンジョン奥地に追放する」
　そう裁判官が告げた。
　キスカは冤罪により、転移陣でダンジョン奥地へと追放されることになった。

　キスカは人間を裏切った一族と同じ髪の色をしているということで、村では迫害されていた。
　果てには、村長の子供に好きな人を殺され、その罪をキスカがかぶることに。

　憎い。自分を貶めた村人たち全員この手で殺してやりたいほど憎い。

　そう思うが、スキルを持たず冒険者でもないキスカにとって、ダンジョン奥地に追放されるのは、死刑宣告と同様だった。

　だけど、
「助けてあげる」
　魔物に襲われ、自分の死を予感した瞬間、何者かがそう告げた。

「あなたにあげるスキルの名は〈セーブ＆リセット〉」
　何者かによって、スキルを手に入れることができた。
　このスキルによって、キスカは魔物に殺されても、その直前まで時間を巻き戻る力を手に入れる。

　これで死を回避できるかに思われたが、それは地獄の始まりでしかなかった。

　これはなんの力も持たない男が、死に戻りの力だけで、最難関ダンジョンを踏破しようと、何度も死ぬ物語である。

目次

連載中 全149話

更新

  1. プロローグ
  2. ―０１―　プロローグ
  3. 第一章
  4. ―０２―　スキル〈セーブ＆リセット〉を獲得しました
  5. ―０３―　もう、俺を殺してくれ
  6. ―０４―　１５０回目
  7. ―０５―　知恵の結晶
  8. ―０６―　加速
  9. ―０７―　３００回目に得た結論
  10. ―０８―　次に選ぶべきスキル
  11. ―０９―　〈体術〉を獲得しました
  12. ―１０―　検証
  13. ―１１―　討伐を確認しました
  14. ―１２―　頭、おかしくなりそう……
  15. ―１３―　間違えてしまった
  16. ―１４―　雑魚どもが
  17. ―１５―　さらなる奥地へ……
  18. 第二章
  19. ―１６―　外にだしてあげる
  20. ―１７―　なにもかもが順調だ
  21. ―１８―　きゃっ
  22. ―１９―　罪
  23. ―２０―　まぁ、でも、いいか……
  24. ―２１―　浸食
  25. ―２２―　殺して差し上げますわ
  26. ―２３―　交渉でもしてみようか
  27. ―２４―　なにが駄目だったんだ
  28. ―２５―　手ほどきしますわ
  29. ―２６―　主人
  30. ―２７―　スキル獲得
  31. ―２８―　もっと大胆に攻めていいですわよ
  32. ―２９―　絶品ですわね
  33. ―３０―　エロい
  34. ―３１―　ふざけんな
  35. ―３２―　あなた、大丈夫ですの？
  36. ―３３―　君に従うことにするよ
  37. ―３４―　喋れたのか……？
  38. ―３５―　やるじゃないか！　ご主人っ！
  39. ―３６―　思った以上に人っぽい
  40. ―３７―　派生スキルを獲得しました
  41. ―３８―　いっただきまーす
  42. ―３９―　手に入れる必要がないよな
  43. ―４０―　嫌だね、上から目線で高説たれるのは
  44. ―４１―　ねぇ、早くしてよ
  45. ―４２―　村人の連中でも食べさせるか
  46. ―４３―　こいつから危険な香りがする
  47. ―４４―　ご主人やらしー
  48. ―４５―　悪いな。心配かけて
  49. ―４６―　復讐への灯火
  50. ―４７―　惨い死に方
  51. ―４８―　親父を拷問にかけてください！
  52. ―４９―　復讐が終わったので
  53. ―５０―　ローリング
  54. 第三章
  55. ―５１―　いっそのことアゲハを頼るか
  56. ―５２―　今後の方針を固めていた
  57. ―５３―　吸血鬼ユーディートとの対面
  58. ―５４―　褒めてー
  59. ―５５―　お風呂
  60. ―５６―　そこにいたのは
  61. ―５７―　リセット
  62. ―５８―　観測者
  63. ―５９―　ランク
  64. ―６０―　厄介事
  65. ―６１―　自己紹介
  66. ―６２―　二つの入口
  67. ―６３―　退屈だった
  68. ―６４―　決着をつけにきたよ
  69. ―６５―　死闘
  70. ―６６―　決着
  71. ―６７―　宴
  72. ―６８―　一つの結末
  73. ―６９―　控えめ
  74. ―７０―　不覚
  75. ―７１―　やれ
  76. ―７２―　１２０回
  77. ―７３―　合成
  78. ―７４―　仲間
  79. ―７５―　狂言回し
  80. ―７６―　退屈
  81. ―７７―　違和感
  82. ―７８―　尊重
  83. ―７９―　未知数
  84. ―８０―　護衛
  85. ―８１―　戦意
  86. ―８２―　宴
  87. ―８３―　変わった
  88. ―８４―　生還後
  89. ―８５―　決意
  90. ―８６―　涙
  91. ―８７―　かわいい
  92. ―８８―　リッツ賢皇国
  93. ―８９―　大賢者
  94. ―９０―　戦渦
  95. ―９１―　前夜
  96. ―９２―　決戦
  97. ―９３―　口づけ
  98. ―９４―　立ち塞がる２人
  99. ―９５―　深層世界
  100. ―９６―　刺刀脈動
  101. ―９７―　激戦
  102. ―９８―　もう一回
  103. ―９９―　神出鬼没
  104. 第四章
  105. ―１００―　何度も殺される
  106. ―１０１―　何度も何度も
  107. ―１０２―　命運
  108. ―１０３―　左
  109. ―１０４―　元凶
  110. ―１０５―　標的
  111. ―１０６―　過去
  112. ―１０７―　勇者アゲハ
  113. ―１０８―　２人の勇者
  114. ―１０９―　圧倒的
  115. ―１１０―　仮説
  116. ―１１１―　知らない
  117. ―１１２―　威圧
  118. ―１１３―　着替え
  119. ―１１４―　朝ご飯
  120. ―１１５―　説明
  121. ―１１６―　王都へ出発
  122. ―１１７―　謁見
  123. ―１１８―　デート
  124. ―１１９―　凱旋式
  125. ―１２０―　演劇
  126. ―１２１―　２回目
  127. ―１２２―　屈辱
  128. ―１２３―　大剣豪ニドルグ
  129. ―１２４―　狩り
  130. ―１２５―　告白
  131. ―１２６―　壁越し
  132. ―１２７―　黒アゲハ
  133. ―１２８―　容疑者
  134. ―１２９―　再確認
  135. ―１３０―　正体
  136. ―１３１―　真実
  137. ―１３２―　理由
  138. ―１３３―　決着
  139. ―１３４―　誓約
  140. ―１３５―　暗闇
  141. ―１３６―　不幸
  142. 第五章　○○編
  143. ―１３７―　やるべきこと
  144. ―１３８―　願望の指輪
  145. ―１３９―　顔合わせ
  146. ―１４０―　計画
  147. ―１４１―　これから始まる
  148. ―１４２―　レヴァナント
  149. ―１４３―　差別
  150. ―１４４―　護衛
  151. ―１４５―　儀式
  152. ―１４６―　膝枕
  153. ―１４７―　仮面
  154. ―１４８―　山小屋
  155. ―１４９―　悪魔