おでんと鍋の違い
白川津 中々
■
肉を焼き気分を上げるも味がしない。
雑に塩を振っただけじゃ馴染まないようで、一口食べると遠くでしょっぱさを感じるくらいだった。惰性で醤油をかける。乱暴なテイストに気分が萎える。フライパンを洗う途中に痛みに気付く。アカギレ。これも萎える。
食べ終わり夕食の準備を行う。今日は一日仕事だ。早め早めにこなす。
今夜は鍋だかおでんだか分からないものとほうれん草のおひたしを作る。おでんと鍋の違いはなんだろうか。分からん。
ほうれん草の色が良かったので少し嬉しい。湯に浸して味醂醤油に漬ける。楽でいいよ楽で。
後は卵を茹でて、大根と蒟蒻を下茹して、手羽元を焼いて、全部混ぜて煮ておけば終わる。待ち時間にビールでも飲もう。有給最終日。時間の経過が早い。
あぁ、仕事行きたくねぇなぁ。
おでんと鍋の違い 白川津 中々 @taka1212384
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