おわり
少し大きくなった小さな女の子は、目を覚ますと、あまりの寒さにぶるりと震えました。外は一年ぶりでしょう、大雪で一面雪景色でした。
不思議な夢を見ていたような気がしました。ずいぶん前に作った雪だるまの気持ちになって、自分自身と遊ぶという夢。別れた後の寂しい気持ちも、見たことのないきれいな女の人と話したのも、なぜか夢とは思えないくらいリアルでした。この雪のせいでしょうか。
雪だるまをすごく作りたくなってきました。
「お母さん、雪!雪だるまを作ろう!」
雪だるまの夢 糸井翼 @sname
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