あとがき

 つれづれなるままに書こうと思います。

 お見苦しいことも書くかもしれません。

 お許しください。


 最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

 小説なんて書いたこともなかった私が、『小説しかない!』と思い立って、はや7.8年でしょうか?怪異ものが好きで、動画サイトでも、よくそういった映像を見ておりました。


 そのうち、幽霊というものの理不尽さ、意味の分からなさに、ふつふつといら立ちを覚え、それが人の成れの果てだと思うと、


「どうしてそうなるんだろう?もっと合理的な考え方が出来ないものか?」


 なんてことを考えるようになりました。だからこの『金光の悪霊使い』は、規模こそ大きくみえても、実際に霊能力を持った少年が、自分の好きな女の子に、強力な怨霊が憑りついたら、どうやって彼女を守っていくだろう?というのがそもそもの発想です。


 読んでくださった方々には、バトルっぽいけどそうでもない。ホラー心霊っぽいけどそうでもない。ラブコメっぽいけどそうでもないと、海の物とも山の物ともつかない小説の印象が強かったと思います。


 実際に何人かの読者の方に言われたこともありました。その通りなんです。型にはめる技術がないということですね、あはは。


 もう一つ、大事なコンセプトがありまして、ひょんなことから大阪の四天王寺を参拝した時でした。漫画『日出処の天子』が愛読書の一つである私は、聖徳太子さんのファンでした。そして四天王の中で、西を守る広目天こうもくてんが、眷属けんぞくに『悪霊』を従える力を持っていることを知り、小説の主人公、葦原唯人にちょうど重なりました。


『金光の悪霊使い』の金光の意味は、四天王の記述が書かれている経典が『金光明経』だったので、【四天王のうち、悪霊を従える者】という意味でそのタイトルにしました。

 タイトルから、内容が分かる小説がWEBでは主流みたいですが、私にはそのセンスが無かったんです。本当にそうなんです。新しいことを飲み込むのに、時間がかかるタイプです。


 小説を書く方なら、誰でもそうだと思いますが、できるだけ多くの人に読んでもらいたいと思うものです。

 私も、どうするものかと考えた時、やはり、現代ならYouTubeを利用するのがいいと思いました。読んでもらいたいのはもちろんですが、興味を持ってもらったり、もしくは朗読動画を楽しんでもらえれば、それでもいいじゃないかという発想です。


 ですから、これから挿絵を使った朗読動画を多くアップしようと考えています。ご興味あれば『悪霊』等でお探しいただければ、ヒットするようにいたします。


 この小説は、『金光の悪霊使い 第1部』なだけですから、まだまだ、短編、長編関わらず。第2部、第3部とより面白く、より人間味深く彼らを描いてまいります。継続して読んでいただけると嬉しく思います。

 私も読者の方が、「詰まらない、響かない」と思われないように、情熱を注いでいく所存です。


 スケジュール

2022年 9月30日 「横溝正史ミステリ&ホラー小説大賞応募」

2022年 年末まで 動画作成。およびアップ5本以上

2023年 1月~ 金光の悪霊使い第2部開始、及び第一部の動画作成継続


 今後ともお暇ならご覧ください。皆さんも生きること、大変だと思いますが何とか一緒にやっていきましょう(^^)/  




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金光の悪霊使い 三川 直太 @mikocircle

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