03.作業員さんたち
工場勤務の朝は早い。
嘘だ。
勤務開始は午前八時だ。
午前七時に起きて、身支度して、寮のマズイ飯流し込んで、職場まで徒歩十分。
コロニー内を張り巡らされてる通路の窓から見飽きた星空を眺め、ドレッドの手入れがちっとめんどくさくなってきたからそろそろ止めるか悩む。
職場のロッカー室で作業用安全装備に着替える。俺はガタイがでかめだから周囲にエルボーかましたりしないように結構気を遣う。
業務開始の鐘が鳴ったら工場内で一番広い外港ドックに集合して、体操。衛星軌道上にあるこの工場の人数は四百人くらいらしい。
ぞろぞろと担当の現場へ移動して、現場のでかいスクリーンボード前で朝礼して、連絡事項や注意事項、今日の担当が伝えられて、担当機械のところへ移動。
担当機械に備え付けのタブレットを片手に、朝一メンテナンス作業を行い、メンテ項目をすべて埋めたらようやく機械のロックが解除されるので、作業開始だ。
ここまででメンテ作業に慣れていない新人以外は八時半くらいだ。
タブレットの案内に従って作業すれば、初日の新人でも九時には働き始め、機械の駆動音が建屋を満たすようになる。
作業は基本、モニターを見ながらマニピュレーター(細かく指が動く工具付きマジックハンドだ)の操作を行うものが多いが、大人の背丈くらいの透明チューブ内を流れてくるマテリアル(加工する素材をまとめてそう呼んでいる。樹脂やカーボンが多いが、木材の部署もあるらしい。)の固定がたまにずれるので、モニターだけ見て作業してるとマテリアルを無駄にすることになって、あんまり多いとリーダーにどやされる。
力は使わないが、これがけっこう神経使うし、長いことやってると肩も凝る。
うちの現場のベテランのおっさんは、四本のマニピュレーターを器用に使ってすごい速さでマテリアルを加工していく。
おっさんの加工したマテリアルが次の工程に流れていくが、あっという間に山になって溜まっていくので、おっさんはコンベアを操作し、マニピュレーターの工具を付け替えて次工程の作業も済ましていく。
あまりにもしれっと普通にやっているのではじめは全然気づかなかったが、最近ようやく周囲が見えるようになってきておっさんのヤバさが分かってきた。おっさんマジかっけえ。
休憩時間にコツを聞いてみたが、あんまり説明は得意じゃないらしくって、何言ってんのかよく分からんかった。けど、どもりながら、すげえ一生懸命、身振り手振りを交えて説明してくれたので、よくわかんねーけど、やってみるわ、サンキューって言ったらほっとしたみたいに笑ってた。おっさんマジいいやつ。
おっさんみたいのは例外中の例外で、普通は操作ポッド(操作席みたいなもん)に備え付けの六本中、二本のマニピュレーターしか同時には使えない。繊細な部品なので、残り四本は予備だ。普通は。
三本使えるだけでもかなりスゲー。だって人間には腕は二本しかないからな。
十二本使える変態も世界にはいるらしいけど、そいつはたぶん頭が三つに腕が六本とかあるクリーチャーだと思う。アシュラなんとか。
一度、三本腕を試してみたけど、俺にはまだ早かった。おっさんマジヤベーわ。
作業は16時半きっかりに必ず終わる。親父やアネキがたまに愚痴ってたみたいな残業はない。
朝と同様にスクリーンボード前で終礼があり、スクリーンにその日の全体作業量が表示されて終了だ。
おう、今日も結構がんばったなーさすが俺ら。
終礼が終わったら現場の掃除をやって終業だ。
床は夜中にお掃除ロボットちゃんたちがやってくれるので、自分が使った操作ポッド周りの拭き掃除がメインだ。
手抜きしてくっちゃべってゲラゲラキャーキャー笑ってるアホ共もいるが、俺はこういうのは割ときちっとやる。狭いところにすぐ生えてくるカビとかもきっちり取る。
チャラい見た目と合ってねー自覚はあるが、家でメシ作るのは俺の仕事だったから、片付けまできっちり親父に仕込まれた。アネキとお袋は家事がだいぶアレだったので俺と親父がやるしかなかったのだ。
はじめは俺もくっちゃべりに誘われてたが、メンチきったらすぐに絡んでこなくなった。アホが。
おっさんとメガネ君はまじめに掃除組だから、だいたい俺ら三人が最後になる。
メガネ君はひょろいし新人だからまだかなりくたびれた顔してるけど、「お疲れさまでした。」とキッチリ挨拶して帰る。うむ、やつは見どころがあるな。
おっさんは詰所のリーダーに終了報告に向かうので、ここで解散だ。
顔や耳のピアスを引っかけないよう気を付けながらロッカールームで着替えて、作業装備や制服はクリーニングボックスへ放り込む。明日には洗濯済みの作業装備と制服がロッカーに準備されてるのは本当に助かる。寮で洗濯するのは私服だけだ。
寮に戻ったらクソマズイ飯を流し込んで、軽い筋トレ、シャドー。風呂に入って鏡の前で筋肉チェック。今日もばっちりシックスパックだ。
街へ繰り出す連中もいるが、俺はノンビリ昔のマンガ読んでから寝るだけ。
俺も出せねーかな、かめは〇波。
これが俺の一日の流れだ。
◆◆◆
翌日は工場は休みで、アネキが面会に来た。
軌道エレベーターだって安くはねーのに、ご苦労なこった。
街の境界にある事務所の面会室は、ポリ署の面会室みたいな仕切りとかは無くて、普通の部屋だ。
頭の悪い真似をしたら「代理人」からエライ目にあわされることが分かり切ってるので、みんなここではお行儀よくしてる。
ここにいる連中は大なり小なり「代理人」から酷い目にあわされてここに来てるヤツラがほとんどだから、その辺は信頼できるんだろうよ。
目に入らないだけでそこら中に高出力スタンガン装備の警備ロボが配置されてるしな。
俺たちの前に面会室を使ってたのは、同じ現場のマニピュレーター四本おっさんだった。
おっさんの面会相手は、きっちりしたスーツを着たシブイおっさん。
接点がわかんねえ。学校時代の友達かなんかか?
おっさんどもは入れ替わりに部屋に入ろうとした俺ら、正確にはアネキに目が釘付けになっていた。
アネキは若くて可愛くておっぱいがでかいので、初めて会った男はだいたいこういう反応になる。
俺がおっさんに声をかけて軽く手を挙げて挨拶すると、同僚と分かったからか、すかさずアネキが余所行きのとびっきり甘ったるい声で「いつもお世話になっておりますぅー。」と両腕でおっぱいを挟んで強調しながら挨拶した。
わが姉ながら、この女の精神もかなりヤベー。
この女のこういう態度が原因で勘違いして、車に引きずり込んでレイプしようとしたクソをボコにしたのが俺がここにいる理由なんだが、全然こりてるように見えねー。
運良く?クソには運悪く?現場を目撃した連れに借りた二輪車でクソに追い付いちまった俺の、衝撃の一発目でチ〇コを蹴り潰されて泡吹いてるクソに撃滅の二発目を入れてたら、「代理人」から通報されたポリ公がすぐに来て引き離された。抹殺を入れるヒマもなかった。
パンチじゃなくて蹴りじゃん、って? 手で触りたくねーじゃんあんなの。
たぶん放っといてもアネキの膜は無事だったと思う。「捕まり損」ってヤツだが、スッキリしたので後悔はしていない。
アネキに挨拶されたおっさんはあわあわしながら顔を真っ赤にしてアネキに挨拶を返し、俺にも声を掛けて連れのシブイおっさんを押しながら退散していった。
シブイおっさんは去り際にアネキと名刺を交換していた。
ムラタとかいう機械メーカーの人らしい。
「可愛いひとねえ。」と面会室の椅子に座りながらにまー、と笑うアネキ。
俺は呆れて、相変わらずのジジイ趣味かよ、と返すと「だってあの人、私の胸から目を離そうと必死なんだもん。可愛いじゃない。」だと。
へえ、珍しくアネキのお眼鏡にかなったのか、やるじゃんおっさん。
「でももう私、好きな人ができちゃったから。すごく素敵で可愛い人なのよ。既婚者で子供が二人いるけど。」
おいおい。
「だから私が頑張ってあのひとを盛り立てて、出世させて、二人目のパートナーが持てる階級に押し上げるの。割と現実的な立ち位置にいるし、『代理人』も応援してくれてるんだから!」
誰だか知らねーけど、ご愁傷様です。
その後もさんざん惚気たアネキは満足げに帰っていった。
宇宙まで何しに来たんだあいつは。
◆◆◆
「今日は恐れ多くも、A級市民様が抜き打ちの視察に当工場へ見えられている! 本日の生産量モニターをもとに、数字が低迷している現場には直々に見に来られ、指導が入ることになっているが、この現場はいつも通り生産していれば問題はないそうだ! くれぐれも事故に気を付けるように! ご安全に!」
現代の貴族階級たるA級市民様の抜き打ち視察とは穏やかじゃねーな。
相手によっては「代理人」より融通が利かなくておっかねーとも言われるし、やばい噂には事欠かない。
下手にキレられてお手打ちなんてまっぴらだ。直々のご来場は勘弁願いてーなー。
とはいえ、自慢じゃないがうちの現場は優良現場だ。いつも通りの量を作っていればいいってことだし、問題はねーだろう。だから汗かきすぎだろリーダー。わかるけど。
なんてことを思っていたからだろうか。
その事故は起きた。
メガネ君が操っていたポッドが煙を吹いた。
マニピュレーターが透明チューブを強くたたく音に全員がそちらを注目すると、ポッド内で煙を吹くマニピュレーターのコントロールパネルに突っ伏し、ぐったりしているメガネ君が見えた。
俺とおっさん、次いで他の連中が駆け寄ってメガネ君をポッドから慎重に引きずり出した。
メガネ君はすぐに医務室へ運ばれ、診察された。幸いただの貧血とのことだった。
恐らく慢性疲労とA級市民様のもたらす緊張が原因だろうとのことだった。
真面目だから体調不良も言い出せなかったんだろうな、メガネ君。
その件はA級市民様にもすぐに報告され、急にラインが止まったことについては理解を得られたらしい。
だが問題はそこからだった。
うちの現場のポッドが半数、強制メンテナンスに入って使用不可となった。
何故か。メガネ君のポッドが煙を吹いたからだ。
通常、メガネ君がコントロールパネルにヘッドバットをかましたくらいでポッドが煙を吹いたりはしない。
ポッドがきちんとメンテナンスされていれば。
朝一のメガネ君のメンテは問題なかった。
ポッドの自己診断プログラムが導き出した原因は、清掃不足によるコントロールパネル固定ボルト部のDカビ繁殖による早期劣化。それによるボルトへの強負荷による欠損。金属片が基盤と接触したことによるショート。
つまりはクソどもが終業後の清掃をさぼっていたせいで、金属を腐食させるDカビが繁殖。通常よりも早く部品が脆くなっちまっていたのが原因だ。
とはいえ、劣化は軽微だし通常運用なら大丈夫と自己診断プログラムは判断していた。
だが、メガネ君の頭突きによって運悪くコントロールパネルの固定ボルトが欠損し、運悪く金属片が内部基盤に落ち、運悪く落ちた場所が悪くてショートしてポッドが煙を吹いた。
それにより現場の全ポッドが自己診断プログラムを再実行し、半数を要検査、と判断しロックしたのだ。
クソどもが青くなっていたがそれはどーでもいい。
そもそもそう大した話じゃないのだ。普段ならあちゃー、運が悪かったな、交換しないとなー、で掃除くらい真面目にやれやと怒られて手打ちだ。
だが。
A級市民様はこの件をどう判断される?
リーダーの顔は真っ青だった。
A級市民様なんて普段、俺らに関わることなんてほとんどない。
ごくごく一部の例外以外は、どんな人がいるのかも噂程度でしか分からない。
その噂も「代理人」以上にやべー噂ばっかりだ。
曰く、粗相を働いた使用人を斬首した。
曰く、暴言を吐いたB級市民の舌を抜いた。
曰く、ニュースで流れた犯罪者の罪状が不快だったため、手を回して極刑にした。
等々。
決められた掃除もできないクズ?死ね。
掃除を徹底させることもできないリーダー?死ね。
不真面目な同僚を諫めることもできない者?死ね。
そんなことを言われたとしても違和感を感じない。それがA級市民様だ。
どう判断されるか判断材料がねーのが、何より恐ろしい。
じわじわと恐怖が足元から這いよってくる気がした。
クソ。死なねーまでも、もうアネキには会えねーかもな。
歯をかみしめて覚悟を決めようとした、そんな時。
「じ、実績を、作りましょう。」
おっさんがどもりながら唐突にそう言った。
「お、起こったことは、変えられない。『代理人』、にも、A級市民様にも、ご、ごまかしは、できない。僕らにできる、ことは、ものを作ること、だけです。トラブルの、中でも、普段に迫る数字が、作れる。僕たちは、この工場の、社会の、役に立つ。それを、示して、沙汰を、待ちましょう。」
おっさんがどもりながら俺たちにそう言った。
クソどもの一人が思わず反論する。
「そ、そうは言うけどよ、ポッドが半数止まって、人も一人少ない。それでどうやっていつも通りの数字が出せんだよ!?」
おっさんはちょっと引きつったツラで、それでも笑いながら。
「そ、それでも、やれることを、やるんです。理不尽は、いつも、すぐ隣にある。できることは、いつもやってること、だけです。」
今まで見たこともないマジな、引きつりながら不敵に笑うおっさんがいた。
俺は、すぐさま手近なポッドの再起動シークエンスに取り掛かった。
熱いじゃん。おっさん。腹の底に熱を感じる。
クソどもも全員がいっせいに動き出す中、おっさんはリーダーに依頼していた。
「リーダー、四番倉庫の、ムラタ製実験用多腕ポッド、の使用許可申請を、出してみてください。きゅ、急場だから、私の名前を出せば、通るかもしれません。」
「わかった!もぎとってきてやんぜ!」
リーダーがマジで許可を取ってきた。有能か。
クソどもが必死で四番倉庫から運んできたそのポッドには、なんと十本のマニピュレーターが付いていた。
それに乗り込んだおっさんはなんていうか、やばかった。
十本のマニピュレーターが止まることなくおっさんに操られて自在に動き続ける。
やってることは、A級市民様にビビッて、命乞いのために、ただ工場でいつもの部品を必死で作ってるだけだ。
それなのに、おっさんは、ただもうひたすらかっこよかった。しびれた。
アタシは生まれて初めて恋をした。
◆◆◆
結局、俺らは死ねとは言われなかった。
おっさんが頑張って、いや頑張り過ぎて作った数字は、これまでのうちの現場の最高生産量を超えそうになっていた。
やりすぎだ。
逆に目立った俺たちは当然、A級市民様の訪問を受けて理由を確認されることになった。
護衛や執事やメイドを引き連れていらっしゃったA級市民様は、ビビるくらいお優しかった。
メガネ君のお見舞いに行ってからうちの現場へ来て、汗だくのリーダーから理由の説明を受けた十代に見える彼女は、楽しそうにころころと笑い、「謂われなくお辛い目に会われることもあるかもしれませんが、頑張ってくださいね」と一人一人にお声を掛けていった。
リーダーは泣いてた。
あとすげえ美人だった。青いドレスと黄金のティアラ?がめちゃくちゃ似合ってた。
おっさんに「すごい技術をお持ちですのね。」と声を掛けていて、おっさんがデレデレしててムカついたが、おっぱいは俺の圧勝だった。アネキと同じDNAの勝利だ。
おっさんを睨んでいたらA級市民様と目が合い、ふんわりと微笑まれた。やんのかこんにゃろう。
ムカついたので、あのヤベー噂ってマジなんすか?と聞いてやった。
リーダーもおっさんも、執事さんもメイドさんも、その場の全員が一気に青くなったのは面白かった。
A級市民様は少し考えて、「わたくしではありませんが、全て本当ですわ。」と花が咲くように微笑んだ。
え、そこでその笑顔なの?ヤバくない?
「あと、わたくしは男ですのでご心配は無用ですわよ?」
え?
A級市民様は最後までニコニコしながら帰っていった。
やっぱA級市民様はこえーわ。
◆◆◆
さて、おっさんへの恋心を自覚した俺は、まごまごしてるのは趣味じゃねーので、すぐに「代理人」に許可を取って、おっさんの家に夜這いをかけて食ってやった。痛くてちょっと泣いた。
我ながらよく許可出たなと思ってあとで「代理人」に聞いたら、おっさんに許可を取ったとのことだった。マジか。恥ずかしくてもう一回泣いた。
女子寮を出て、おっさんが一人で暮らしてた一戸建てへ移った。
リーダー、メガネ君、現場のクソどもそれぞれから式はいつ?と聞かれた。
まだ式は上げていない。
アネキが式に出ると言ってきかなかったからだ。
今のままではそれは難しいので、「代理人」に相談中だ。
初めてダーリンに飯を作ってやったらすげー驚きながらおかわりしてた。よしっ!
俺の女子力は五十三万だぜ? 変身も一回残してる。
アネキ?女子力たったの五か。ゴミめ。
ダーリンとはいろんな話をした。
以前会ったシブイおっさんはかつての同僚で、ダーリンはテスト中の事故が原因でここにいるらしいが、詳しくは言えないそうだ。どもりはその時のケガの後遺症だとも。今でも工場が休みの日に時々テストに協力していて、そのバイト代が高額らしい。だから一軒家住みだったのかこいつ。
マニピュレーターを普段四本しか使わないのはなんで?舐めプ?って聞いたら周囲の作業速度に多少合わせるようにリーダーから頼まれてたらしい。舐めプとか言ってごめん。うちの工場、更生が主目的だからノルマとかないもんね。
ドレッドはやめてショートめのツーブロックにした。顔中に付けてたピアスも外した。
変身して真の姿を現したら、またナンパ野郎どもが寄ってくるようになったので、ダーリンと所かまわずイチャイチャしてたら口笛を吹いて祝福しながらいなくなった。
ここは衛星軌道上にあるコロニーの、C級市民が暮らす街の、C級市民が働く工場だ。
犯罪者の掃きだめなんて言う連中もいる。
でも住んでる連中はわりと気のいいクソどもだし、けっこう幸せに暮らしている。
<終>
ディストピアの日常 広晴 @JouleGr
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