◯こえけん三種の神器、幼・妹・病ッ!


 おはようございます。木元です。こえけん用の短編公開しましたよウヒョー! 以前二週間の限定公開でこちらに書いていた体験談をネタにしたものじゃなくて、取り合えずやってみるかと書きかけだったのを完成させたものですけれど。


 色々悩んだのですが、普通の小説の形式で書きました。応募部門が「会話で生まれるドラマ」部門である事と、七月十九日の電撃G's magazine編集部さん公式Twitterでの投稿で、コンテストに参加する小説の形式は、台詞のみでも地の文ありでもオッケーな自由ですとありましたので。体験談の方も時間があれば書きたいなァーと思っていますが……。どうなるかはまだ未知よ!


 今回公開したものを書く際、こえけん応募作品を結構読んだんですよ。コンテストの性質から作者も男性が多いだろうし、これ以上無い参考資料になるに違い無いって。開催直後の事ですから現在どうなっているかは分からないのですが、キャッチコピーやタイトル、タグに、「幼馴染」・「妹」・「ヤンデレ」・の三つをよく見かけました。普段からカクヨムさん内のラブコメ作品ではよく付属されている、人気要素ですね。


 つまりカクヨムにいるオタクのメンズは、こういうのが好きなのね。成る程。成る程と思ったくせに、今回公開したものにはそれらの要素を入れませんでした。人の話は聞いていないわデータを捨てるのが速ぎますが、これには事情があるのです。


 まずは幼馴染についてなのですが、私には同性と異性の幼馴染がいるのですが、幼馴染とは実際にいたら兄弟姉妹に近い感覚なので、滅多に恋仲になるような距離感では無いと知っており、夢を見れなかったのです。


 同時にこれは、馬鹿にしてるんじゃなくて私個人の印象なんですけれど、多分フィクション上の幼馴染とは、幼馴染がいない人が空想して書いてるんだろうなと感じました。あくまで「ジャンルとしての幼馴染」を生産し、読者もそれを求めて消費していると言いますか。


 私妹はいませんけれど、もしいたら猫可愛がりしてただろうなって思いますから、これと同じ感覚なんでしょうね。実際に妹がいる人からしたら、そんな漫画やらアニメやらでチヤホヤされてる程可愛くねーよって感じるのと一緒なんでしょう。私だって弟はいますけれど、弟と恋したいとは思いませんし。


 これが妹要素を求める男性読者の場合では生じにくいのは、以前オタクの後輩男子君が声高らかに教えてくれた、「ぶっちゃけ男なんてね、自分に優しくしてくれる可愛い女の子なら、誰でもいいんですよォ!!」が理由なのかもしれません。私も、実際に妹がいるけどフィクションの妹キャラ大好きっていう男性を知っていますし、だからよく目に付くぐらい、「妹」って要素が上位に上がって来てるのかなと考えています。別腹、みたいなものなのかなあ。あくまでフィクションを楽しんでいると言うべきか。私が結構冷えた性分をしている所がありますから、共感は出来ないんですけれども。まあこんな感じに、妹要素も扱える気がしなくて不採用としました。でもこの二つの要素を置いて真っ先に切り捨てたのは、ヤンデレですね。


 そもそもヤンデレが人気であるという事が、私にとっては意外だったんです。これもまた夢の無い話になってしまうんですが、私ヤンデレの女性に好かれた事があって、結構大変だったんですね。


 当時はヤンデレっていう言葉を知らなくて、「何か束縛的な所がある友達」ぐらいの認識しかしていなかったんですが、周りにその関係性はヤバいよと指摘を受けて離れました。今思い返すと異常でしたけれど、当時は慣れちゃってて分かんなかったんですね。いきなりあれ駄目これ駄目って言われる訳でも無いし、いつも飲んでる薬が、段々効かなくなって来る感じって言いますか。相手をしてしまう側にも問題があるそうで、別の友人に、構っちゃ駄目だって注意されました。相手の気を引きたくてオーバーな行動に出てるだけだし、私が側にいた所でその子のいいように行動制限されるだけだから付き合うなって。いやでも心配じゃない……? ここが駄目なんですってね。ムズ。でも困ってるんだし。私ウルトラマンとか仮面ライダー今でも大好きだから、やっぱりそういう人ってほっとけないし。


 てな感じに、この三つの人気要素を扱えそうになかったので、私が書けそうな可愛いヒロインの型である、ギャップが売りのイケメン系ヒロインに忠実であろうと考えました。要は高低差を出し続ければいいって訳ねと、周りを見渡してそれらしいものを思い付いた限り盛り込んでおいたので、多少は読者を振り回せるキャラクターになれている筈です。可愛いのかは同性なのでやっぱりピンと来ませんがァー……。これが私のラブコメだァー! 食らえーッ! もしも気になりましたらリンクはコチラァ!!


「クール系眼鏡先輩を言いなりにするが、無自覚あるいは悪意で反撃されるので拮抗中。」

https://kakuyomu.jp/works/16817139555962647791


 最後に、最近書いたレビューのリンクを。


「食人青年×薄幸美女。極上の悲恋と、言葉に出来ない感情に打ち落とされろ。」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054882073564/reviews/16817139557288936198


 この作品めっちゃ好きです。


 それでは今回はこの辺で。


 よい一日を。



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