第4話 キャラクター名・ライフスネーク
ライフスネークは悪魔教団フィフスキルに所属していた。教団は各地に点在していた。五人の大将が由来である。火、水、土、風の各マスターを統率する闇の大将を表していた。
暗号を言えない場合は攻撃対象になる。暗号は立て札に毎月一度変更が伝えられる。街には度々いくので一日一回見ておけば問題はない。
悪魔教団の証である証拠は暗号と二本の角が生えた山羊の骨のタトゥーが教団員の証拠であり、悪魔教団には悪魔教団独自のクエストがある。
最初の試練で命を落とすプレイヤーも多い。試練内容はその悪魔教団の場所によって難易度は変わるが、定期的に資源を強奪するのが最初の試練である。城下町や勇名が知れた所は非情に強く最初は勝ち目はない。プレイヤーが強くなり教団での地位も上がればNPCとプレイヤーを率いて襲うことも可能になる。
ライフスネークは教団では名の知れた人物だった。プレイヤーキルのスネークと言えば、賞金首も懸けられており仲間内でも恐れられていた。彼の異常性が分かったのは伍長であるプレイヤーに一緒に来いと命令された時、伍長を含めた3人のプレイヤーを殺したことが始まりだった。
他のプレイヤーと一緒に行動することはなく、命じられた任務をプレイヤーとは組まず難易度は上がるがNPCを連れていつも任務を遂行してきた。
彼は12人まで率いる事が可能な兵長にまで階級は上がっていた。
12人まで率いる事が可能になったライフスネークは次々と村や町を襲っていった。ライフスネークのキャラクターランクは五番目だった。
盗賊から始まり、第一選択は高速移動を選び、第二選択では二刀流を選んで第三選択でナイフ使いを覚えて、第四選択では三秒間の間消える技を選択した。第四選択で選んだ消える技はあくまでも姿が見えなくなる技であり彼は逃げ専用に主に使っていた。多くの技量を必用とするため一撃で倒せるような敵には使っていたが、彼のランクの敵はそれぞれ手強いため逃げる事も想定して選んだ。
ライフスネークは村々を襲い賞金首としての値も日々上がっていった。だがまだ兵士も最下級の兵士しかいない村しか襲ったことがなく、ワンランクの高い村を襲う計画を立てていた。だが、そのクラスの兵士と闘ったことはなく、単独で遠方まで来ることは無かった。彼は12人のNPCを率いて村はずれのギリギリまで来た兵士にナイフを投げた。他の兵士は動かずほっとした。兵士は防具を身に着け武器は槍と剣を持っていた。最初の槍の攻撃でNPCが貫かれて二人の部下が一撃で死んだ。他のNPCも攻撃を始めたがほとんど何も出来ないまま殺された。残りの味方が三名になり
彼は姿を消した。だが至近距離にきたら見つかるため身を屈めたままゆっくりと技を繋ぎながら姿を消したまま離れた。兵士はしばらくその場を離れなかったがしばらくすると離れていった。
彼は装備やアイテムの必要性を初めて知った。今までしてきたPCゲームとはやはり格が違うと思った。
任務失敗により身分も伍長まで落とされたが、命があっただけで十分だと彼は思った。
ライフスネーク日記第一話
悪魔教団フィフスキル所属・第四技能取得・任務失敗により、兵長から伍長に降格:生存中
ONELIFE・THE・END 春秋 頼 @rokuro5611
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