解説 ソフトコンタクトレンズの洗浄液について
どうも、解説回です。
超不定期更新で申し訳ありません。
ストーリー調でコンタクトレンズの説明するのは難しいですね。頭で考えててもシナリオに仕上げるのはなかなかハードっす。
さて、泣き言はこの辺で。
まず、SCLの洗浄液はコールド消毒である、
『こすり洗い(
『つけおき洗い(過酸化水素水、ポピドンヨードなど)』
が主流となっています。一昔前は煮沸消毒がありましたが、今は変形や変色のリスクからほぼ利用されていません。
どちらも一日の終わりにレンズを外した際に行うことは共通していますが、消毒の手順が異なります。
〇MPS
簡単に言えば、手でこすってレンズを洗う洗浄液です。
手のひらにレンズを置いて、洗浄液を水たまりのように出し人差し指でレンズを優しく擦る(20~30回ほど)。
その後レンズをMPSで濯ぎ、付属のプラスチックケースで保存。
約4時間で洗浄完了。朝起きた時にケースから取り出しもう一回すすいでCL装着!
メリット :安い(1か月分で大体500~800円)、長期間保存ができる(長いと1か月くらい)。
デメリット:こすり洗いを丁寧にしないとトラブルが起きやすい。プラスチックケースも1か月ごとに替えないとトラブルの原因になる。防腐剤が入っているので合わない人は合わない。
ぶっちゃけデメリットが大きいです。というよりCLのトラブルの大半はこすり洗いを説明書通りに行っていないパターンが多いですね。
ひどい場合はこすり洗いすらせずにケースに入れるだけの方もいます。
レンズをこするのは1日で付着した汚れなどを落とすためにあります。
洗濯で言えばもみ洗いでしょうか。
それをしなければずっと汚れのついたままのレンズを付けるので当然目が荒れることは必至。眼科へ行けば先生に怒られること間違いなし。
洗うのが面倒なら1日使い捨てを使うか眼鏡にした方が良いです、マジで。
〇つけおき洗い
洗浄力の高い消毒液、と想像してもらえればOK。
MPSでは落としきれない汚れをほぼ落として強い消毒までしてくれます。
ただし、消毒液を無害な水に戻す化学反応の作業を忘れるとその消毒液を直接目に付けることになり、充血、眼痛、流涙の原因になります。
要するに目が傷つくんですね。
基本的にはケースに入れて消毒液を入れる、もしくは付属の中和剤が入っているので液と一緒に錠剤を入れて4~6時間放置って感じです。
メーカーはケースに入れる前にこすり洗いを推奨していますが、していない場合でもMPSより十分な消毒結果を得られます。
※ちなみにすすぎは別途ですすぎ液などが必要な場合が多いです。
消毒液ですすいだら何の意味もないですからね。
メリット :消毒力が強く、MPSよりトラブルは発生しにくい
デメリット:MPSより高い(1か月分で1000~1500円)、ヨウ素アレルギーの方だと使えない商品もある。正しく使用できないと目を傷めてしまう。
ライフスタイルに合わせて消毒液を選んでもらえれば良いのですが、安価だからという理由だけでMPSにするのはやめておいた方が良いです。それこそワンデーにするべきかと。
勿論、つけおきタイプの洗浄液を使用していてもトラブルは起きますが、洗浄液だけではなくレンズ自体の装用方法が誤っていたりすることもあるので目の調子が気になったら速やかに眼科へ行きましょう。
※本来ならハードコンタクト、乱視用、遠近両用、コンタクトの弊害など記述するべき点が多いですが、一旦ここで完結扱いとさせて頂きます。まとまった量をかければ再度この物語で投稿するかもです。
ひとまず、終了ということで!
青龍君によるコンタクトレンズ談義 ムタムッタ @mutamuttamuta
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