〈Character〉

【登場人物紹介】

 ※年齢は最終話でのもの。



■エファ・アスツヴァイク(17)


 主人公。銀髪に青みのかかった灰色の瞳、小柄な少女。

 本当は物事を深く考えない残念な子。特に自分の事に関しては、考えるのめんどくさい。

 高いところが好き。

 バルコニーではしょっちゅう転がって、周りを青ざめさせた。転落未遂事件も起こしている。

 今でも木登りがしたいけど、アスツヴァイクには高い木がないのでがっかり。

 最近、木よりも高いところ(飛竜)を見つけた。周りの心臓のためにも止めていただきたい。

 好きなお菓子はフロランタンっぽいもの。読書もそれなりに好きだったけど、神殿には男女に関する本は無かった模様。



■ジークヴァルト・アスツヴァイク(29)


 アスツヴァイク大公。主人公その弐。黒っぽい濃紺の髪に蒼目。可愛い嫁にめろめろの自称いい男、一途な溺愛体質。これはどうにも遺伝っぽい。


 エファとの結婚後、周りにロリコンだったのかと揶揄われたが、本人はどこ吹く風。まだギリ20代なので、自分も若者だと主張している。

 周りに強い女性しかいなかったので、エファの存在は新鮮。

 多少幼い部分もあるが、ちゃんと頼れる人ではあるはず。


 両親が健在時は無口で表情の少ない子だった。

 その後の交友関係大切。黒竜レヴィンは相棒。

 学生時代アンデ家の次男とアスツヴァイクの騎士団長と3人と散々遊びまわった。今でも仲良し。

 甥を揶揄っているつもりだが、たぶん逆に遊ばれている。



■アルフォオンス・リーベヒート(24)


 リーベヒート王国第一王子、王位継承者。紺青色の髪、碧眼。

 ほぼハ●ルになっていたので、ちょっと髪を伸ばした。

 

 こちらも一途な溺愛体質らしいが、呪いで元気なかった。挽回するつもりで張り切り、妻をちょっと困らせている。


 普段はいつも笑顔、それ以外の感情は読みにくい。人前で感情を出すことは滅多にないので、裁判の時、近くにいた側近は大変驚いたのだとか。

 幼いころは相当な悪ガキだったので、婚約者として真面目でしっかりしていたエレオノーラが選ばれた。そのあといろいろ悪さをして、彼を苦手にしている人も多い。

 側近に腹黒変態眼鏡野郎がいる。たぶん同類。



■エレオノーラ・サンダー(リーベヒート)(20)


 アルフォンスの妻、王太子妃。のほほんが服着て歩いているような女性。ウエーブ金髪・緑目。癒しの術が使える、希少な存在。

 高貴な身分だが土いじり大好き。バラも大好き。虫や蛇やミミズにも動じない。繁忙期には収穫を手伝おうとして、いつも周りに止められる。


 弟も妹もいるので子供の扱いは馴れている。その弟と妹たちは、子供のころに散々な目にあったのでアルフォンス苦手。ふざけて川に突き落としたり、無理やり木登りさせた。そのあとエレオノーラに無茶苦茶怒られたが。

 旦那の溺愛にはちょっと困っているが、子供が生まれたらそちらに愛がいくかな?と甘く見ている。そんなはずがないよ?(アル曰く)



■クリスティーネ・リーベヒート(秘密)


 ジークの姉でアルフォンスの母親、王妃。

 息子の婚約者が完璧で、手がかからないと嘆いていた頃にエファと会った。可愛い。娘欲しかったのだもの。


 裁判に立ち会うのは許されず、その結果に怒り、その後国王と一年以上会話しなかったのだとか。

 13歳の時に王宮に入ったので、弟と暮らした時期は僅か3年ほど。アスツヴァイクの故郷を懐かしんで、いつか隠居を考えている。いつも帰りたい。

 弟のこともとても大切に思っているが、父親と弟の関係には心を痛めていた。王妃様はお父さまが大好きだったらしい。



■国王(44)


 名前が出てこないリーベヒート王国国王。

 一目惚れし、散々希ってクリスティーネを迎えたのに、しっかり浮気した。『そんなことだろうと思ったわ』という妻となんとか関係を修復したが。

 聖女騒動では惚れた妻の怒りにおろおろした。今回、わざわざ舞踏会を開いたのも妻と踊りたかったからだとか。無事に隠居したら妻と王都の離宮で過ごす気でいるが、彼女がついてきてくれるかとても不安。

 息子は二人とも大切に思い、なんとか支え合ってくれればと思っていたが、うまく物事が運ばなかった模様。



■ベルノルト・リーベヒート(20)


 第二王子、前半一言もしゃべらず、後半はただおろおろしてた。

 貴族第一主義のドレヴァンツ公爵家の考えを強く受け継いでいる。

 

 子供の頃、アルフォンスに散々いたずらされて(蛇を服に入れられた、赤ちゃんのころに蜘蛛を顔に乗っけられたなど)、アルフォンス嫌い。むしろ苦手。お茶会出席を泣いて嫌がっていたとか。

 事件後はハンネフローネと共に、国内のどこかに幽閉されているとのことだが、とりあえず農業やりながらのんびり暮らしている。ハンネフローネのことはちょっと怖い。



■ドレヴァンツ公爵


 いろいろ企ててたが全部失敗したの、かな?

 ハンネフローネの他に子はないので、公爵家もこのままだと彼一代で終わる予定。といってもこれから彼が出来ることなど何もないが。



■リーゼ(リーゼロッテ・アンデ)(24)


 茶色い癖っ毛が可愛い女性。既婚。竜騎士。

 七人兄弟で唯一女性。作中妹欲しかった人№2。

 夫の騎士団長ラブで、エファの前でいつも絶賛している。

 最近、エファまで『騎士団長さまかっこいいです……!!』と洗脳(?)が成功しジークを青褪めさせた。その後ジークと騎士団長で決闘という名のケンカがあったとかなかったとか。

 アンデ家は長男が王都で次期宰相を狙っているらしいので、次男(30)が家の仕事をしている。リーゼには双子の兄(腹黒変態眼鏡野郎)がいる。

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宵闇の騎士と銀の姫 ひかり @hikari_hozumi

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