赤と緑

作者 石濱ウミ

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★★★ Excellent!!!

キノコ・タケノコ論争にも似た「赤いきつねか緑のたぬきか」で二分された世界のおはなしです。ネット上の遊びならばともかく、現実で東西・南北を分けてしまうとそこには戦争の悲劇という奴が生じるものでして。
単なるジョークで終わらせず「価値観の相違がもたらす無関係な者たちの悲劇」という所まで落とし込んでいる所がうまいと感じました。

好きというのは素晴らしい感情ですが、それを他人に押し付けるのは宜しくない。一方で誰かと共有することで真の価値を見出す「好き」もある。
世の中というものは本当にうまく出来ているものです。