人々に脅威をもたらす竜が闊歩する世界。
しかし、竜を殺せば群れで襲ってくる。そのため、殺さずに特殊な剣で竜を追い払う『竜払い』が存在する。
主人公の少年ヨルは、亡き父の後を継ぎ竜払いになる。
駆け出しの竜払いの少年は、師匠の死を乗り越え、新たな仲間たちと出会い日々を過ごしていくが、そこに『白い竜』が現れる。
奇異の白い竜は、人語を解し人間を虐殺する。
竜払いは、決して恐れ知らずの人間ではない。
けれど、なぜ恐怖に打ち勝ち竜と戦えるのか?
その答えを、ヨルは戦いの中で少しずつ理解するようになる。
これは、少年の成長物語です。
(そして、後日談は『りゅうりゅう』という短編連載で読むことができます。こっちは、大人のヨルさんでコミカルな話です)