サラリーマンとは

バブみ道日丿宮組

お題:理想的なサラリーマン 制限時間:15分

サラリーマンとは

 毎朝いってらしゃいの挨拶をするのだけど、

「ねぇ、もっと」

 やたら情熱的に絡んでくるのはいかがなものか。

 キスから始まり、秘部への愛撫。とてもじゃないが出勤前とは思えない。

「じゃぁ続きは帰ってからね」

 口から愛液を零しながら、彼女は外に出ていった。拭くんだろうけど、とても性的な表情は脳裏から離れない。生殺しもいいところである。

「……はぁ」

 ほんと残された方は溜まったものじゃない。

 この感情を夜まで我慢しないといけないとなると……いろいろと支障をきたしそう。

 でもまぁ主婦学生はやることがたくさんある。

 家事を担当してる僕がもう少し積極的だったらと思うことはあるけれど、もしそうであったなら彼女にはきっと会えなかった。

 彼女にあったのは、高校からの帰り道。

 なんていうか僕はナンパにあって困ってた。

 そこに現れたのが当時大学生だった彼女だった。

 ナンパ野郎を蹴散らしてく彼女はとてもかっこよかった。一目惚れをさせてしまうほどに、きれいだった。

 それから一緒に食事をして、っていうのを繰り返してたら、僕は彼女と付き合うことになって、僕は大学生に彼女はサラリーマンというかOLになった。

 優秀な彼女はどこにいってもそうらしくて、昇進間違いなしの働きを見せてるとのことだ。そのまま上り詰めたら結婚しようとも言われた。

 なんてことのないプロポーズを、なにげない日常の中でされた。

 拒否権というのはなく、彼女にその日僕はめちゃくちゃにされたのであった。

 大学を卒業したら働くのかはわからない。

 でも、きっちりと卒業はしておきたい。

 彼女に見合う僕になるなんて大げさなことをいうつもりはないが、評判を落とすことはしたくはない。

 憧れの先輩社員と後輩社員というのもいいかもしれない。彼女と同じ会社に入るのはとてもむずかしい。大企業だからね。目立つところが胸しかない僕がいけるとは思わない。

 底辺には底辺のやり方があるのだ。

「……よし」

 学校に行くまでに、洗濯をすまそう。

 下着も変えたほうがいいかもしれないし……。

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サラリーマンとは バブみ道日丿宮組 @hinomiyariri

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