概要
僕は、クモリ様を曇らせたい
怪異の伝承が残る東北のとある街で僕、石締太陽はある少女に出会う
それはひとり寂しく朽ち果てた廃神社で誰とも接することなく数百年の時を過ごしてきた神様だった
その神様、クモリ様を見ることの出来た僕を彼女はいたく気に入ってくれたらしく、最近はずっと一緒の時間を過ごしていた
そんな時間を悪くないと思うし、卒業したらこの何もない街から出て行くつもりだった僕は残ってもいいと考えるようにもなっていた
だけど、いつからだろう
僕は思ってしまったのだ
この無垢な神様をちっぽけな僕が汚したいと
この純粋な笑顔を曇らせたいと、そう思ってしまったんだ
これは神様に歪んだ想いを抱いてしまった少年のおはなし
それはひとり寂しく朽ち果てた廃神社で誰とも接することなく数百年の時を過ごしてきた神様だった
その神様、クモリ様を見ることの出来た僕を彼女はいたく気に入ってくれたらしく、最近はずっと一緒の時間を過ごしていた
そんな時間を悪くないと思うし、卒業したらこの何もない街から出て行くつもりだった僕は残ってもいいと考えるようにもなっていた
だけど、いつからだろう
僕は思ってしまったのだ
この無垢な神様をちっぽけな僕が汚したいと
この純粋な笑顔を曇らせたいと、そう思ってしまったんだ
これは神様に歪んだ想いを抱いてしまった少年のおはなし
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