花言葉 初夏の花まとめ②(5月14日~5月16日)

 誕生花はひとつに複数日あることもあれば、唯一その日だけのものもあります。また、言葉も唯一のものとは限りません。

 これはヨーロッパで生まれた誕生花と花言葉が日本に輸入された後、日本で生まれた花言葉もあるからだと思います。


 同じように、世界各国でも言葉が生まれています。花を愛でたとき、胸に込み上げる優しさは世界共通で、それを残したい気持ちが言葉になったのでしょうね。


◆5月14日「シャクヤク」

 花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」です。牡丹ボタンの仲間で、大きくて華やかな花姿をしていますよね。この名前、「姿がしなやかで優しいさま」を意味する「綽約しゃくやく」からきているそうです。

 「立てば芍薬シャクヤク、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」に、どうして仲間の芍薬と牡丹が入っているのか不思議でしたが、名前の由来を知ると、なるほどと思いますね。

 ちなみに、花言葉の由来はイギリスの民話のようです。はにかみ屋の妖精がこの花にかくれたところ、花も一緒に赤らんだと伝えられてるそうですよ。


 7月24日にシャクヤクの仲間、牡丹のエッセイを書いています。ボタンもシャクヤクも5月頃に咲くのに、なぜ7月24日の誕生花にもなってるのか。悩みに悩んで書いたエッセイです。

https://kakuyomu.jp/works/16816700428347254810/episodes/16817139557026595332


◆5月15日「ドクダミ」

 花言葉は「野生」「白い追憶」です。某ブレンド茶に含まれ、CMソングで聞いたことがある名だと思います。

 古くから健康茶や薬として用いられてきた、白い花姿が可愛らしい植物です。私の実家でも、たくさん咲いていましたね。繁殖力が凄いので、花言葉の野生に繋がったのでしょう。


 名前に毒とありますが、この花に毒性はありません。むしろ、古くから毒を抑えるとされ「毒矯め」と呼ばれ、それが転じてドクダミになったと云われています。

 ちなみに、めるとは抑えるといった意味です。矯正の矯から言葉の印象が伝わるかと思います。


◆5月16日の 「アリウム」

 花言葉は「深い悲しみ」「正しい主張」です。色がついた葱坊主といった花姿ですね。7月23日の誕生花として、紹介しています。

https://kakuyomu.jp/works/16816700428347254810/episodes/16817139556993685630

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