少女とツノ

物心ついた頃には生えていた。

鏡を見れば視認でき、かと言って他の人には視えず

家の壁や扉に当たることもない。

ただ、頭に生えている。

自分の手では触れても、他の人には触れない

鹿のような龍のような枝分かれのしたツノで、触るとほんのり暖かい。

生きていく上で障害はない、自分が気にさえしなければ何も問題はない。

そう思って生きてきた。

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ゆめのつづき @viviRyo

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