第19話 あとがき
海外では、翼を持つ馬をペガサスといい、傲れる騎手ベレロフォンを振り落とし、ゼウスの力である雷電を運ぶ役目を担ったといいます。また、日本神道では、空を駆け巡る事のできる馬を天馬といい、神々から与えられる幸せを運ぶ神馬として知られています。ペガサスは出自がはっきりとしていますが、天馬においては、はっきりとした出自がありませんでした。もしも、今から遠い昔に、遥か彼方の星から、人々を助けるための使命を担った者を乗せて、星を飛び立った馬がいるなら。そこに病や苦しみから解放するためだけの使命を帯びた民が乗っているのなら。そんな若者達を翼の付いた馬に乗せて宇宙へ送り出す星があれば? 仏教では永遠に広がる宇宙の中での全ての星々に御仏が居て、人々を救う、と言われています。
人々を救う存在を神にしてみると、男の神様と女神様の両方が良いのではないかと思いました。また、その理由の一つに神道では天馬は2頭になっている神社もあり、それぞれの恩恵は、1頭は晴天の光明の恵みで、もう1頭は雨の恵みとされている様です。なので、2頭の天馬と男女の民を、とある宇宙の星から旅立たせました。
最後まで読んでくださり、感謝に耐えません。
ありがとうございました。
星の旅人 織風 羊 @orikaze
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