第8話 ヒュン ドゴォォォォォン ヒュン

彼の口から上が飛んで、切れた。


「は?」


何が起きたの?


「あなた…あなたぁぁぁぁぁ」


彼は見るに堪えない姿になってしまっていた。


「げほっ…げほっ…うぇ…」

何が…何が…



他のみんなは?





走れ、走れ私。

今何が起きているのか、考えろ、感じろ。


何が…一体何が…


ここを曲がればみんなのいる…家 



そこは血に染まっていた。

涙すら流してあげられなかった。


ゾッ…


後ろに気配?


バッと振り返る


そこには長い紐のようなものを持っている男がいた。

男は不気味に笑い、言った。


「やぁ、運命の人」


プッチーン


私は自分の首をナイフで切った。


「あぁ、もう知ってるね、良かった」


私は死ねば強くなれる。

それは今までの経験で知っていた。


熊に食い殺されたとき、熊を食い殺した。

兵器ひ銃で殺されたとき、玉を打ち返した。


次第に死んだあともコントロールできるようになった。


崖から落ちてもジャンプで上がった。


だから、今もー


ドンッ バゴォォォン

腹に殴りを入れる。

それでも止まらない。

もう一度腹、腹、腹、腹

そして蹴りをさらに腹にぶち込んでー

ドゴォォォォォン

遠くまで蹴り飛ばした。


まだだ。徹底的にもっとなぶり殺して…


「速いね」


!!!


目の前にッッ!なぜ!


「まぁいいから、いいから、大人しくしててねっと…」

ヒュン

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男と女の未来への話 @5454goshigoshi

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