第9話 【時期】ぶり?【時間】ぶり?

これ,本当にラノベ界のみで見られるような気がするんですが,逆にラノベでは正しい(と自分には思える)使い方の方が少ないという奇妙な現象が起きているように思われます。


「さっきぶり」「昨日ぶり」「いつぶり」…


広辞苑第5版によると…

ぶり【振り・風】

接尾

1)名詞や動詞連用形に付いて、形・姿・様子を表す。(「っぷり」と変化する場合もある) 「身―」「人形―」「男―を上げる」「飲みっぷり」「小―な体」

2)時間を表す語に付いて、時日の経過の程度を表す。「久し―」「一年―」

3)数量を表す語に付いて、その量に相当する意を表す。「二人―の大盛」

4)歌のふしを名づけるのに、歌詞の最初の語に付ける語。「みずぐき―」


ここでの「ぶり」は2番ですよね。「時間」を表す語につくとあります。「時期」じゃなくて。「さっき」も「昨日」も「いつ」も「時期」を表す語なんですが…。「1日ぶり」とか「1週間ぶり」とかなら違和感ないんですが。


でも,カクヨムでもなろうでも,「ぶり」はほとんど時期を表す語についている。期間についている方が珍しい。


なぜなんでしょうね?…あれ,ひょっとして,今はもう時期につく方が普通なんですか?でもラノベ以外では見たり聞いたりしない気がするんですけどね。気になってしょうがない今日この頃です。


しかし,「ぶり」って「風」っても書くんかぁ…知らんかった…。

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