世の理不尽に対する憤りと悟り

健康診断を受けると不健康になる

先月、健康診断（生活習慣病予防診断・人間ドック）を受けてきた。

本来なら健康診断など受けたくないところだが、職場の義務なので仕方なく受けてきた。

なぜ受けたくないかと言えば、朝食が食べられないからだ。

空腹が苦痛なだけではない。

便通は悪くなるし、思考も鈍くなる。

胃カメラのせいで食欲もなくなり、検査前のみならず一日の調子が悪くなる。

健康のために行う健康診断のために健康を損なうとは、なんとも馬鹿げた話と思わないか?

そもそも、普段と違う状態を検査してどうする?

普段の状態を検査してこそ健康診断ではないのか?

年に一度のこととはいえ億劫で仕方がない。

しかもだ。

せっかく苦労して診断を受けたというのに、検査結果を見て悪い所があっても全く改善する気のない人間がいるから呆れる。

人間って、ほんと好きだな。

本末転倒。

大事なのは健康診断を受けることじゃない。健康を維持することだ。

その大前提を崩しておいて診断を受けただけで満足するなんて……

さすがは人間といったところか。

そして、こんな風に人間のくせに人間を見下すのも、人間。