第6話 で、ヒロインどうなった?
ナツキは駅で待っていた。
一緒に逃げようと言ったあいつは多分こない。
なぜかって?
あいつはこの物語世界の作者であることから逃げてしまったバカだから。
「ああ、作者ガチャ外したな。」
ナツキはため息を付いて天を仰ぐ。
しかしなのだ。
私はずっとここであいつを待ち続けるのだ。
だって私はヒロインなのだから。
作者に見捨てられても私の物語は続くんです。
誰も知らない物語の誰も知らないヒロインだとしてもなのです。
ここは誰も知らない物語の夏の1ページなのです。
え?なんで夏かって?
夏の似合うヒロインが好きだから私にナツキって名付けたんでしょ??
作者ガチャに失敗したヒロインを作ろう! セクステット @sextet
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