第17話 結末

「ポーラ!何日もどこに行っていたのだ・・・。」父


「急に消えてしまって申し訳ございませんでした。

しかし、どうしてもやらなければならない事がありましたので。

お許しを。

私はあることを目撃しまして、

二、三日かけ独自で調べさせていただきました。

そして、これを回収してまいりました。

回収方法は非著させていただきます。まずはお目を通してください」私


ドサッ!


「これは・・・くそ!サラハンめ!私を謀りおったのか・・・!」父


「というわけで、私を襲ったものはこの男爵家の長男と次男三男の様です。

それと、この件はマーサも関わっております。

父上!私は父上にも怒っております!

父上は武力には優れているようですが知略に弱いようです!

もっといろんなことに目を向け対策なさいませ!

マーサは家族を人質にされ、

私の誘拐に加担するしかない状況でした。

この一件はこの家の対策の甘さが作り出したも同然の事なのです!

これから、どう対処、処分するか、しっかりとお考え下さいませ。

因みにマーサの家族は皆、

私のように侵され死んでいたと報告でございます!

まあこれは家族かの確証はないようなのですが。」私


「な・・・ポーラ・・・それは本当なのか・・・」父


「ご自身で確認を!

その証拠があればいかようにでもできますでしょう!?

お父様は伯爵様なのでしょう!?

失礼します。」私


その後マーサの姿はなくなり、私には違うメイドがついた!

しかし、マーサ以外のメイドを着けようとは思えず、

今はメイドなしで、一人で身支度や食事をしている。

髪を乾かすのも、慣れたよ!

水を除去すれば簡単に乾かせるし、魔法を便利に使ってお手入れしている。


しばらくすると、父の書斎に呼ばれた。

まずは今回の事について、お父様は丁寧に謝ってくれた。

そして、男爵家の末路がどうなったのか父様から聞かされた。

男爵家の男子は皆、立てない状態になっており、

股間も無くなった状態で発見されたこと。

変な筋と股間が居間に散乱していたという話もあるが、原因は不明だと言う事。

そして証拠をもとに尋問をすると、

私への強姦を認め、他にもかなりの悪事が露呈することとなった事。

結果、お家取り潰しで、家の者は皆、永久的に鉱山奴隷となるという事。

やはり、マーサの家族は死んでいた事。

父様は、家で働く者への配慮に欠けていたことを、

反省していると言う事と、今後の対策を考えていると言ってくれた。

さすがにマーサを家に戻すことはできなかったが、

罪に問うことはしないと言う事になったという。

そして、十分なお金を渡し、出て行かせたと言う事も聞いた。


やっと、終わったかな。

スッキリする結末ではないけど、

こうなってしまったからには仕方ないことだろう。

マーサ、生きて欲しいな・・・。ごめんね早く対処できていれば・・・。


「ポーラ・・・お転婆が過ぎるぞい!」先生


「すみません。とても許せることではなくて・・・すみません」私


「ああ。しかし良く頑張ったの!」先生

うう・・・。


先生は優しく頭をなでてくれたのだった。


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第一章 終了 です。

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玉狩り なるカン @NyonG

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